SIGNET2014メカニックツールセット

毎年恒例のこの時期がやってきました。

各メーカーさんの工具セットが一気に半額以下になるお買い得チャンスです。何度かこのブログにも書いているのですが、この時期から春先にかけての期間だけメーカー間の熾烈な工具セットセール合戦が行われます。

年末は一般のユーザーさんのボーナス商戦用(?)、そして年明けからは専門学校や工場の新卒向け等の大口注文に備えるためのセールです。なのでこの期間だけは各メーカーさんが「良いセット」と「安く」提供してくれるわけです。

 

で、毎年先陣を切るのがこのSIGNET

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・SIGNET 2014年 メカニックツールセット

今年もシグネットはとにかくベーシックに!ってなセットです。ただし全部普通だけだとつまらないので毎年ギアレンチの新作を入れてくるんですね。(新作がある年だけですけど)

今年もスパナ側に早回しが付いた最新モデルのギアレンチが付いてますね。

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ちなみにこのセット。普通に買えば8~9万円しますのでセール特価はまさにバーゲンプライスです。だってさっきのギアレンチと工具箱の2つ買うだけで3万数千円になってしまいますからね。

エイビットの店舗販売では毎年一番人気のSIGNET。さっきも書いた各メーカーの工具セットの攻防、各社考え方はいろいろで内容をものすごく充実してくるところとかもあるのですが、シグネットは内容をベーシックに抑え価格をずっと据え置きのまま頑張ってます。このイニシャルコストを抑えているのが一番人気の理由のひとつだと思います。

 

そんなわけで本来なら春先まで販売したい工具セットなのですが、シグネットだけはひょっこり年末あたりに売り切れちゃったりします。

各カラーには限定数がありまして、赤・黒・ブルーあたりはスタンダードカラーなので多めに作っているのですが、ちょっと変わった限定色なんかはヘタすれば12月までもたない事もありますので、欲しい色がある人はお早めご決断くださいませ。

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ちなみに今年の限定色はこれ。アップルグリーンらしいのですが・・・惜しいよなぁ。これカワサキグリーンとかにすればそっち方面な人が買ってくれると思うのに。

分解出来るクロスレンチ

自動車整備の基本中の基本になりますが、タイヤの脱着作業って何度もやっていると少しでも効率的にやりたいですよね。

個人的にはスピンナーハンドル派なのですが、いまだにクロスレンチも根強い人気を誇ります。

 

で、クロスレンチ。

シャラララーって回せて確かに便利なんですけど・・・かさばるんですよね。

特にサーキット行ったりしている人だと工具箱に入らないし面倒なおもいをしている人もいると思うんですよね。

 

で、そんな人にお勧めなのが分解して収納出来るこれ。

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・Ko-ken 早回しクロスレンチ

クロスレンチがかさばる理由が十字形状にあるわけですから、それがただの2本の棒になってしまえば収納はなんとでもなります。

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さらに今回は年に一度のKo-kenセール品なのでオマケのソケットまで付いての大特価です。

秋の走行シーズンを前に是非ご検討くださいませ。

スリムドライバー

今や工具は星の数ほど存在し車種別の特殊な工具でも無い限り入手で困る事ってのは無くなってきました。

が。

やはり穴というのは存在しまして今日紹介するのもそんな工具です。

 

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・KTC 伸縮式スリムドライバー (セール品)

伸縮式で伸び縮みし工具箱にも入れやすい機構が付いているスリムドライバーです。

ちなみにスリムってのはブレードの軸径のお話。

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通常Φ7mmはあるプラス#2ですが、この太さだと入らないネジホールがあるんです。

これ実はちょっと珍しい工具の退化のパターン。ひと昔前のドライバーだとΦ5mmとかΦ6mmが多かったのですが、近年のトルク管理の余波を受けて最近のモデルは大体このΦ7mmで作られております。

しかし、世の中の工業製品は逆にコスト削減や軽量化の為にホールを小さくする傾向。

これホント最近の工具事情では珍しい需要と供給の利害が反転してしまった結果なんです。

そうなるとやはりと言うか・・細いドライバーを捜しているいる人が増えてきまして、今回のKTCの新発売になったわけです。

KTCのカタログでは「光軸調整用ドライバー」として販売されてますが、実際はこの「細いドライバー」を求めていた人が様々な業種で数多くいます。

かなり地味に新発売されましたが、当店では結構な人気を誇ります。探していた方は是非どうぞ。

PBコンビハンマー

整備のおいて「ひっぱたく」と言う行為は出来るだけやりたくないのですが、タガネやポンチを叩いたりカシメを外したりといろいろ出てくるんですよね。

で、叩くと言えばハンマーなんですがエイビットのオススメナンバーワンとしてはやはりPBの無反動ナイロンヘッドハンマー。

何度かこのブログでも紹介しているとおり、プラハンと鉄ハンの中間くらいな性格のハンマーでして、様々な作業で非常に重宝するハンマーです。

 

が、しかし。

やっぱり鉄ハンマーの威力が欲しい時もありましてPBのナイロンヘッドのハンマーと鉄ハンマーを2本持ちしていた人も多いはず。

で、そんな人向けに出た新商品が待望のPB無反動コンビハンマー。

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・PB 無反動コンビネーションハンマー

これなら1本で2役。しかもPBの高性能無反動ハンマーなので、普通の鉄ハンマーよりもしっかりとちからを掛けて叩く事が出来ます。

 

実は1年前ほどにこれ

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※これは旧商品ですでに廃盤のハンマーです。

こんな感じでコンビハンマーの設定があったのですが、鉄部分が弱く廃盤になってしまっていたんですよね。

今回は鉄部分がリニューアルしての再新発売です。

待っていた方は是非。

キワ切りのニッパ

ウチは工具の専門店なので工具はもちろん、工具のカタログもかなりいろいろあります。

近年はあまり部数を刷るところが無いので、業務用として当店に1冊しかないなんてのも含めればそりゃもうかなりの数になります。

 

で、そんなカタログ。

特に何かの専門メーカーとかを見ると似たような工具ながら種類がいっぱいある物ってあるんですよね。

欧州や欧米でとくに専門的に分類されるのがにぎり物系の工具。

ラジペンとかニッパとかね。

いったい何を基準に使い分ければいいんだろう?と思えるほど種類があったりします。

 

この辺の事に関しては諸説あるんですが、個人的にはこういう説とか楽しくて好きです(ソース無し、うわさ話程度に思ってください)

細かな作業用として使う事が多くなるにぎり物系工具は手が不器用な人の為にかなり細分化されて海外では専用品が多く存在するようになった、日本では作業者が器用な人が多く専用品をあまり必要としなかった為、工具の細分化がされずに握り物を使い分ける風習があまり無い。

ってやつ。これ初めて聞いた時妙に納得しちゃったんですよね。まぁ余談ですけどね。

 

ま、あまり細か過ぎるほど細分化されても困りますが、やはり作業に合った物を使うのは気分がいいもんです。

 

で、今日の本題であるキワ切り出来るニッパの話。

主に車両整備目的だとタイラップ切断時に欲しい工具だと思います。で、それ用に一番売れているのがこれ。

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・KNIPEX エレクトロニッパ フラッシュカット

ギリギリの所でカット出来る刃形状もさることながら、本体もかなり小さくコンソール裏とかの奥まった箇所でも楽に使用出来る優れものです。

このブログでも何回か説明した事あるのですでにお使いの方も多いと思います。

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こんな感じでタイラップをパチンと。

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切断面が飛び出さないように綺麗にカット出来ます。業種によっては事故防止の為にギリギリでカットしないとダメって規則があるところまでありますので、こうやって綺麗に切断出来るのは嬉しいですよね。

 

で、さらに。このフラッシュカットには便利機能の付いたもう1本が存在します。

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これ。

ワイヤークランプと言う機構なんですけど、切り取った部分をパチンっと飛ばさずにホールドしてくれるんです。

これが実際使ってみるとかなり便利。

価格が少し高くなるのでこれがなんなのか分からないとなかなか購入にまで至らないと思いますが、説明出来る店舗では結構な人気工具です。

こんな隠れた逸品もありますので是非一度お試しくださいませ。