カタログに載ってないエクステンション

当店はお店とWeb通販で商売させて頂いているのですが、人気の商品ってのがお店と通販ではちょっと違ったりします。
もちろん全品Webに出しているわけでは無いので、ホームページに載せるほどではないけどお店ではそこそこ売れているなんて物もありますけどね。

で、そんな工具の中でなんでか分からないけどお店ではかなり売れているってのがこれ。

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Ko-ken 1/2インパクト用エクステンション(ボールロック)

HPの記載にもありますが、このエクステンションはKo-kenのカタログには載ってなくて普通には入手出来ない商品となります。

普通のエクステンションとどこが違うのかと言うと・・・。

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差し込みがこのようにボールになっているんですね。
通常「インパクト用」では脱落防止の為にロックピンが採用されていて、こういうハンドツールのようなボールになっているインパクト用ってのは探してもなかなか無いんです。
で、お店では近所の工場の人達のあいだで口コミで広まったようで、これを目当てに購入しに来店してくれる人もいます。

またこのエクステンションはやはりロックピン方式になっている電動の1/2インパクトに取り付けて使うにも便利なんですよね。
いちいちロックのピンを外してソケットを差し替え・・・って手間をこのエクステンションを付けておくだけでサササっと交換出来ますからね。

このタイプのインパクト用エクステンションを探していいる人も多いと思います。
使用は自己責任になりますが使い勝手は良いですよ。

個人ガレージの穴あけ事情

車両の整備って基本的にはボルトナットを外して付けてがメインとなりますよね。
ですので工具もラチェットとかレンチとかドライバーとかね、そういうモノを中心に揃えていく事になりますし、実際良く使うのもそういう工具だと思います。

しかし個人での整備スキルが上がったり、おとーさん的な作業をお願いされたりした時に必要となってくる工具はまたちょっと違ったりするんです。
このブログでも何度か書いておりますが、サンメカさんが持っているとかなり重宝するのが実は電動工具。
整備のプロの現場のようにエアー環境をバッチリ揃えてってわけにいかないですからね、それのかわりになる工具が必要となってくるわけです。
(もちろんエアーで揃えるのもいいのですが、家庭用のコンセントで動かせるエアーコンプレッサーに限界がありますからね)

で、そんな電動工具なんですけどそんなに種類は必要じゃないんですね。
基本は「切断と穴あけ」が出来ればいいと思ってください。
余裕があればインパクトもって感じですかね、この辺は木工と少し違いますね。

で、切断はとにかくサンダーがあればなんとかなっちゃいますので、今回は穴あけ工具を。

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ボッシュ バッテリードライバードリル

ある程度マルチに使いたいのならばこれがオススメ。
10.8Vのコンパクト&軽量な筐体で取り回しもよく穴開けはもちろんビットをさせばドライバーのようにも使えます。
普段から電動工具を使い慣れていない人でも気楽に使えますので個人的に一番のオススメモデルです。

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パナソニック 14.4V/18V 充電ドリルドライバー

いやいや、結構重作業までバッチリやるよって人にはこのパナのドリルがオススメ。
上のボッシュもプロ仕様ではあるのですが、これはプロの重作業対応版って思って頂ければOK。
パワー系で鉄工メインの重作業が多いならかなりのオススメモデル。

そしてハンドドリルもいいけどガレージに設置したいって人には。

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RYOBI 卓上ボール盤(コンパクト)

この卓上ボール盤が超オススメ。
よくDIY向けにドリルがセットできるボール盤もどきがありますが、あれと比べたら月とスッポン。
本体が小さく設計されているってだけでフルサイズモデルと同じモーターを使用し、能力値もまったく同じ。
でも小さいからなのか結構お安い。
ボール盤ってガレージにひとつあると出来る作業の幅がグンっと上がります。
すでにドリルを持っていてなにかしらの不満がある人にはこういう選択肢もありますよって覚えておいてくれると嬉しいです。

電気の車

以前の日記でも書いた事がありますが、個人的には自動車&バイクの電動化に関してはあまり否定的な意見は無いんですね。嫌悪感があるのはエコエコ言いつつ目先の欲にしがみつく行為ぐらいです。

そりゃーまー内燃機は好きですし無くなっても良いやと割り切れるほどでも無いのですが、現在開発が進んでいるEVを少し調べてみると結構楽しくなりそうな物も多いんですよね。

しかしちょっと憂慮しているってか・・・この隠れた問題をどうするのかな?と思う事がいくつかあります。

その中で整備的にも不安なのが安全性の問題。

ハイブリッド車やEV車は今のご時世もてはやされておりますが、テレビコマーシャルでは流れない問題も多く抱えております。それが安全性。

ご存じの方も多いと思いますがガソリンエンジンの車ってのは、よっぽどの事が無い限り衝突事故を起こしても爆発とかしません。(タンクが破損して引火くらいですかね)

しかしバッテリーは爆発します。また大きな電流が流れるハイブリッド車では、電源のオンオフが結構重要になってくるのですが、これが例えば事故を起こした時に簡単にオフにする事が出来るのか?ってのが結構問題。うちら工具業界でも近年1000ボルト対応の工具の問い合わせがとても多いのです。

JAFはもちろん高速隊とかからも問い合わせや注文が入ってます。こういう一歩間違うと今までの車みたいに気軽じゃ無い面があるんだよって事をそろそろ公にして、みなさんに認知してもらう必要があるんじゃないかなぁ・・・と。
(別に悪者にしようとしているわけじゃ無いんです、そろそろ知っておこうよって事)

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SIGNET 絶縁ツールセット22pc

すでに市販の始まっているホンダやヤマハの電動スクーターも、販売店には専門の講習会が開かれ電気ゆえの怖さのレクチャーがあったそうですからね。

まぁこんな事気にするのもあと2~3年内にはEV市場もかなり活性化すると思うので、早めにいろいろ浸透されてしまった方が良いんじゃないかなぁ・・と思うからなんですね。
アメリカとか中国ではすでにモーターやバッテリーのエンジン載せ替えキットとか発売されてますし、いつまでも「電動なんか嫌」とか言っている時代でも無いと思うんですよね。

新しい楽しみ方を見つけてみたいですよね。

伸縮式のプライバー

工具の種類は星の数ほどあるわけですが、中には「別に工具じゃ無くてもいいのでは?」と思うような物まであります。

例えばガムテープで抑えておけば良いくらいの箇所でも、専用のなにかしらの工具が存在したりしますよね。
もちろん理由はちゃんとあって綺麗な仕事をしたいとか、お客さんの見てる前で変な作業を見せたく無いとかね。
もっと範囲を広げて言えばプーラーとかベアリングのインストーラーだってハンマーで引っぱたけばなんとかなるでしょ?なんて事もありますよね。

でも実際はやはり専用の工具なわけでして、使ってみれば安全性も含め効率は抜群。
わざわざ工具として存在するだけの意義はある物が多いのも事実です。

 

で、そんなこういう工具って必要?と思われつつも使ってみたらこりゃ便利!と思う物を今日はひとつ紹介。

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SIGNET 伸縮式 可変プライバー

まぁぶっちゃけ「こじり棒」です。

しかしこれがホントに重宝するんですよね。
整備初心者さんなんかだとこれの効用が分からないかも知れませんが、工具箱の中に何か「こじる事の出来る工具」をひとつ入れておくだけで必ず良かったと思う事があると思います。

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そしてこじるチカラは長さに比例するのですが、これは伸び縮みしてくれて普段の持ち運び時には縮めて、そして作業時には延ばして使えるんですね。
先端部分は可変しますので、テコとしてこれ1本でなんでもこなす事が出来ます。

ぜひお試しくださいませ。

早回しのT型レンチ

誰にでもお気に入りの工具ってのはありまして。
もっと言えば「ラチェットが大好きで出来るだけラチェットとソケットの組み合わせで作業したい」という人もいれば「レンチ系の工具が大好きでラチェットとかはあまり使わない」って人もいます。
これはどっちが良い悪いって話ではなくお気に入りはなんですか?って話ですから、そう考えるといろんな好き嫌いがあるわけです。

で、私はどういった傾向なのかなぁ・・・と考えるとバイク中心になる前の車をいじって遊んでいた時期からT型レンチがやっぱ好きなんですわ。

ですのでどんな便利な工具が出てもやはり自分の工具箱の中にはTレンチが転がってるし、Tレンチの新型とか出ればもう気になって仕方ありません。

そんな中、確か15年前くらいかな。この工具が登場しました。

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PB 早回しT型スピードレンチ

これはシリーズで出ていてHEXとかが直付してあるモデルもあるのですが、中でもこのビット差し替えタイプは素直にカッコイイ!と一目惚れ。

基本的にはTレンチに求める物ってシンプルさなのですが、これは別腹的な良さがありましたね。

今ではいろんなメーカーから似たようなスピードレンチが出てますが、この当時は他社からこんなレンチはほとんど出てなくて、素人でもシャララーって回せるこのTレンチは画期的でしたね。

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しかし、一時期ですがこのレンチが生産停止になった事もあってウチも販売をやめておりました。
で、いつのまにかカタログに復活してまして近年また人気が復活してきているレンチです。

HPの本文にも書きましたが、この手のスピード機構が付いたレンチの中でも圧倒的にコンパクトで使い勝手も抜群。
持っていると思わず使いたくなってしまうツールのひとつです。