退院して2ヶ月経過

早いもので退院してから2ヶ月が経ちました。
1ヶ月前にも同じ記事を書いているので自分への記録としてこれを書いておきたいと思います。

まず総合的な身体の調子はかなり良くなりました。
日常生活ではまず困ることがないレベルにまでなったと思います。

1ヶ月前はまだ良くなってきているとはいえ単純に痛い動作があったり、心因的な要素で「これをやったら痛くなってしまうのでは?」とかの心配もあったのですが、ここらへんがかなり改善されましたね。

来月のお盆の頃には術後の3ヶ月検診があり、そこで医師から完治の認定を受けたら個人的には今回の入院騒動は完結って事でいいかなーと思ってます。

そして退院後から本格的に始めたリハビリというか筋トレもまだ続いております。
いろんな人のアドバイスや意見を聞きながらやってきましたが、多分ですが間違ったやり方をやっている可能性もあるとは思うのです。
でも基本的には多少間違っているとしても「何もやらないよりはマシでしょ」の精神で続けております。

さすがに自宅筋トレも2ヶ月になってくると何かしらの指標というか目標が欲しくなり、最近導入したのがこちら。

リハビリ2ヶ月目

体組成計とスマートウォッチ(スマートバンド)です。
このふたつはフィットネスアプリで統合され連携しつつ身体の状態を表示してくれるので面白いですね。

毎朝やっている30分ほどの筋トレもワークアウトとして記録され、ゲーム感覚で積算されていくので何もない状態に比べたら筋トレも楽しくなりました。

まぁ筋トレと言っても身体を単純に鍛えるのではなく「バイクに楽しく乗れる身体」を作るのが目的ですのでなおさらやる気だけはありますしね。

リハビリ2ヶ月目

ってなわけで早ければ9月頃からバイク復帰出来そうな感じになってきました。

私にとっての日常を取り返すまであと少しの辛抱だと思って頑張ります。

エイビットのご近所

普段から当店の店舗に来てくれている人なら分かると思いますが、当店は基本的には「普通の工具店」なので頼まれればいろんな工具や道具を取り寄せ可能です。

特にウチがある埼玉県北部は周りに農家さんも多くてそういった道具とか園芸用の道具の注文もお受けしております。

高枝切りハサミ

特にこの時期は庭の手入れ用に高枝切りハサミのご注文をお受けしたり、マキタの電動工具でも園芸向けの工具の注文をお受けしたりもしております。
なかなか遠方の方だと難しいかも知れませんが店舗まで来られる人でしたら遠慮なくご相談ください。

そして。
せっかくエイビットの店舗まで来たのならって事で今回はご近所のうどん屋さんを紹介。

お隣の加須市は天皇陛下が食されたと言われているうどんの聖地だったりするのですが、我が羽生市にも庶民的で美味しいうどん屋さんがあります。

まずは当店の通り沿い、お店から5~6分のところにある『新川うどん』

うどん新川

安くて早いのが特徴で平日から賑わっている人気店です。
私も暇な日にはお店を20分だけ閉めて食べにいったりもしてます。
ここはエイビットのお店と同じ通りに面していることもあり、エイビットに来るついでに寄る人も多いですね。

そしてもう1件は場所がちょっと分かりにくいけどウチから10分くらいの羽生駅の近くにある「とちぎや」

うどんとちぎや

ここはテレビとかでも何度か紹介されててお昼時になると行列が出来てしまうので、出来れば13時過ぎくらいにいくのがおすすめ。

うどんとちぎや

メニューはシンプルでこれだけ。
天ぷらうどんとかもなくて、大きさだけ選ぶと上の写真のように天ぷら付で出てきます。
今年の春に50円値上がってこの価格なのでとにかく安さがウリですかねw
超特大はなんどか見たことあるけどバケツみたいなのが出てくるので要注意です。
あ、あと土日はやってないので週末だと無理なのが残念かな。

ってなわけでエイビット店舗まで来る事あったらぜひどちらかに寄ってみてくださいませ。

雑誌での新連載を始めました

約1年ほどぶりとなりますが縁あってお声掛けして頂きバイク雑誌「BIGTANK MAGAZINE」にて工具系のコラム連載をスタートしました。

なんでも雑誌創刊から25周年って事らしくウチの店の歴史とも同じくらいなので親近感もありますね。

前回連載していた雑誌は休刊となり連載は終わってしまいましたが、ぶっちゃけ書くことがなくなりつつありましたので、いい終わりの機会だったと思っておりました。
しかし1年も経つとまた書きたい事がたまり始めておりましたので、わりといい機会だったと思います。

BIGTANKマガジン

>>雑誌の詳しい情報はこちらからどうぞ。

今回もこのブログではあまり書かないような工具の魅力について書いていけたらいいなと思ってます。
気になる方はぜひ定期購読してみてくださいませ。

店主の近況報告

さてさて入院騒ぎもそこそこ落ち着きまして退院から約1ヶ月くらい経ったのでちょいと近況報告となります。

退院直後は「これマジで仕事出来ないんじゃね?」と思ったくらい何しても痛くてかなり参っておりましたが、さすがに今はかなり良くなりました。

入院中から問題のあった手術箇所の首の筋力低下。
特にPCに向かう姿勢(ご飯食べる姿勢も)がとにかくきつくて、手術痕が痛いわけではなく手術にともなって剥がした首の筋肉のせいで首を支える筋力がなくなってしまい、直立姿勢をとっているだけでもつらかったんです。

実際退院直後はPC姿勢をとっていられる活動限界は5~10分でした。
それが今は大体30分以上やるとやっとつらくなるくらいまでには復活。
これが出来るだけで仕事の能率も上がって結果としてまとまった休憩もとれるからかなり楽になりました。

そしてこれまた入院中から行っているリハビリ(筋トレ)
主に首を支える補助の筋肉の補強とストレッチなのですが、リハビリ担当の人が同じバイク乗りだったのもあって、関係のない下半身メニューも組んでくれて治った後は存分にバイク乗れるように考えてくれました。

最初のメインはやはり首まわりのリハビリだったのですが…いつの間にか下半身強化メニューの方が比重が高くなりまして。
毎朝30~40分かけて

スクワット→片足交互上げ→バックランジ→広背筋リハビリ→首リハビリ→股関節ストレッチ→ダンベル低負荷→バックランジ

リハビリ

こんな感じのメニューをよほどの筋肉痛がない限り毎日続けております。
メニューが全部終わった後はゼイゼイハァーハァーとかなりしんどいメニューなのですが、まぁこんな機会ないとやらなかったよな、と思って続けております。

身体の調子はぶっちゃけまだ良くはないのですが、それでも毎日実感出来るほどには良くなってきておりまして、多分ですけど後1ヶ月もあればかなりなんとかなるのでは?と思い始めております。

店舗での接客時にはまだ「ごめん、ちょっと椅子に座らせてください」ってな場面もあるかもですが何卒ご了承くださいませ。

 

入院顛末記 ─そして退院へ─ 最終回

朝の8時半きっかりに回診の先生が来てくれて待望の背中のドレンホースが抜かれました。
痛みとかはなかったんだけど、皮膚の下を何かが這う感じで全身鳥肌になったのはよく覚えております。
そしてドレンホースが抜けたということはおしっこの管とか点滴とかが順次抜けていきまして。

これまた忘れもしない5月12日。
まだ点滴だけは破傷風対策のやつが1回分残っていたのですがついに。

入院顛末記 退院編

自分の足で歩いて部屋の外に出ることに成功。
もうこれはマジで嬉しかったですね。
ベッドから起き上がるだけで嬉しいんすから相当なもんだったと思います。

ちなみにこの時点で患部の痛みはほぼなく、その代わり首の筋肉を剥がした痛みでベッドから起き上がるたびに声が出るほどの激痛でした。
それでも何の痛みなのかは聞いてましたので、やはり痛みよりは自由に出歩ける事の嬉しさの方が勝っていたと思います。

で、実はこの後はリハビリしたりとか退院まではまだいろいろあるのですが、あまり書いても面白い内容ではないので最後に1エピソードだけ書かせて頂きます。

と、その前に病院内が歩けるようになったので簡単に画像と説明。

入院顛末記 退院編

私のいる4階フロアの図。
こんな感じで周回路っぽくなっていて歩くことがリハビリな人はこの1周をグルグルと回って歩く事が出来ます。
図で見ると短いように思えますが。

入院顛末記 退院編

実は結構な距離がありまして1周で約250mとの表記がありました。
ちなみにですがあまりにも暇な私はこの周回路をマジで500周くらいはしたと思います。

入院顛末記 退院編

そしてフロア中央にあるのが談話室。
ね?まじでホテルみたいでしょ?

入院顛末記 退院編

ここの窓際にはコンセントがあるので毎朝30分だけ、ここで仕事することに決めてました。
(それ以上は首が痛くて無理でした)

そしてリハビリ室もある1階へ。

入院顛末記 退院編

すごくないすか?
ちなみにリハビリ室は向かって左側にこれ以上の広さであるのですが、いつも人がいて誰かが写り込んでしまうのでアップはやめておきます。

入院顛末記 退院編

夜になったら溜め込んでいた映画を見たり、漫画を読んだりして過ごしました。

まぁ院内紹介っていってもこんなもんですわ。


っとまぁ後は最後に5月13日の金曜日の出来事を。

その日は背中の管とかが抜けた翌朝。
朝食をとっていると病室にひょっこりと主治医の先生が来ました。

「どう?ちょっと傷口見せて。うん、いいね順調だ」

とか言いつつ他に身体の変調はないか?とか少しだけお話。
そこでどうしても。
どうしても聞いておきたかった事を質問します。
(実は何度か会ってはいたのですが怖くて聞けなかった)

・先生、前に話していた術後の激しい運動の話覚えてますか?
A.あーうん、ごめん詳しいのは忘れてしまった。

・私はバイク、バイクと言ってもかなり激しめのやつでモトクロスって言えばわかりますか?
A.はいはい、頸椎の担当だからねモトクロスなら分かるよ。

・先生は手術の結果次第で出来るかもって話されてました。ぶっちゃけどうですか?
A.あーそっか、そうだったね。思い出したよ。

と言い。
ゆっくりと話してくれました。

「まずね先に話しておくことがあるのだけど、手術の成功の度合いというのかな、あまりそういう表現はしないんだけど。とにかくそういうのがあったとしたら今回の手術は大成功だったよ」

と。

「そして質問の件だけど。まず医師としたら首に負担の掛かる事はやはりオススメはしない、けどね。今回の手術によってあなたは術後の生活、スポーツも含めてね。何かの制限を受ける事は一切ないと言っていい」

はい。

「もちろんね私はあなたの主治医だから。無茶な事は勧められない。けどそういったスポーツ寄りのバイクに乗りたいというならば止める理由もないよ。だから気をつけて楽しんでね」

と。
もうね。
手術直後に理由もなく涙が出た話をしたと思うけど。
この時はね、マジ泣きしてしまった。

 

よく「命あっての物種」とかいうじゃないすか。
もちろんその通りだと思う反面、今回のようなことが突然身に降り掛かったら、結構呆然としてしまうと思うんですよ。
健康寿命っていうんですかね、元気に旅行とかスポーツとかやりたい趣味を全開で楽しむ。
そんな日々がある日突然「はい、ここまで」と終了宣言された3月18日から、ずっと心の奥の方で怖くて仕方なかったんです。
だからマジ泣きでした。

とりあえず今はリハビリを頑張ってます。
カミさんの事があったり、今の先生の話があったりもして本当の本気でド根性で頑張ってます。
別に80歳まで遊びたいとは言いませんが何かを辞める決心くらいは自分でつけたいなって本当に思いました。
(これを読んでいる出来なくなってしまった人には本当にごめんなさい)


いろいろあった入院生活でしたがリハビリの頑張りとか、術後の経過もよく早めに退院させてもらえました。
そして遂に最終日。

入院顛末記 退院編

最後の晩餐は油淋鶏でした。
ごはんはずっと美味しかったです(ありがとうございました)

翌朝。
首の後ろを留めていた医療用ホチキスを外してもらい。
そのまま退院の手続きへ。

入院顛末記 退院編

入院用に持ってきたお箸とスプーン、そして歯ブラシセットとトレー。
(トレーはマジで便利だった)

入院顛末記 退院編

各種充電器とかも綺麗に片付けて終了。

入院顛末記 退院編

2週間も過ごした部屋なので最後はちょっと感傷的になってしまいました。

入院顛末記 退院編

最後の最後は入院時に取り付けた生体タグをハサミで切って終了。
「記念に持って帰ります?」と聞かれたけど、捨ててくださいってお願いして看護師さんにも感謝を伝えました。

入院顛末記 退院編

そしてずっと見たかった外からの病院を少しだけ眺めて帰宅。


そんなわけで長かった入院顛末記もこれにて終了です。
あくまでも数年後に自分で見て笑えるように記憶があるうちに書き上げました。

そういえば入院してからずっと天気が悪くていつも窓の外は雨が降ってたりしたのですが、さっき書いた13日だけすっごく晴れたんですよ。

入院顛末記 退院編

いつも鉛色だった景色がいつもより余計に綺麗に見えたんです。
これ画像で撮りましたけど記憶にもバッチリ残ってるんですよね。

まぁとりあえずおっさんの入院記録はこれにて終了です。
(何かおもしろエピソードを思い出したらまた番外編でも書くかもしれませんが)
長い長い駄文にお付き合い頂きありがとうございました。