Ko-ken Z-EAL 1/4ラチェットシリーズ追加

一年ほど前からメーカーの開発担当者からは聞いていたのですが、ついに出てきましたね。

Ko-kenの整備向け特化ツールシリーズのZ-EAL(ジール)から新発売になったのは1/4ラチェットのシリーズ。

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・Ko-ken Z-EAL 1/4ラチェット&ソケットセット (セール中)

ソケットホルダーだけは1/4の設定があったのでお客さんからも「1/4は無いの?」とよく聞かれてましたから、今回の新発売は工具店としても待ちわびた吉報でした。

まぁね、開発中と聞いても予定すら立ってない工具の話でオススメとか出来ませんし、ホントは3月頃に試作品(ほぼ完成のベータバージョン)まで見ていたのですが、とにかく入荷するまでは案内や噂話すらしないってスタンスで今日まで来ました。(実は5月初旬に発売予定だったのですが直前に不具合が見つかり延期になったので、へたな事言わなくて良かったですw)

で、よく見てみてると・・・。

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とりあえず、やっぱラチェットの出来が良いですね。

近年はこういう基本的な工具のブラッシュアップってなかなか無いですから、基本性能だけを求めて地味にまじめに作られたラチェットの新作って無かったんですよね。

その点このジールの新作は良いですね。今後首振りとかラインナップも紹介していく予定ですが、とにかく一度使って欲しいまじめ系の工具です。

 

そしてそして。

これ。

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左が従来からのスタンダードなKo-ken、右が新作のZ-EAL。

ジールシリーズはモデルチェンジとかではなく、あくまでも追加ラインナップなので左のスタンダード品も継続販売されますが・・・この違いは凄いですよね。

ちなみに左のスタンダード品は他社から比べて野暮ったい造りってわけじゃありません。同価格帯の工具と比べれば必要十分な造りなんですけど・・・やっぱZ-EALが凄すぎます。

薄く作られているのはもちろん、やはり背の高さですよね。

この高さ(薄さ?)のおかげでラチェットにつけても

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こんなですよ!

HPの本文にも書きましたが、これなら今まで出来なかった作業が出来るようになる可能性大。

このジールのおかげで作業手順が変わってくる事もありそうな感じです。

とりあえず初回入荷のロットは全国で大人気との事でしばらく品薄な状態になりそうですが、別に限定品ってわけじゃないので、売り切れの際も少し待っていただければ購入出来ますのであまり慌てなくても良いと思います。

まぁ、これだけ良さそうな工具なら早く使ってみたいと思いますけどね。

JNCC第4戦ジョニエルG爺が岳

そういえば私が初めて見たJNCCもこの爺が岳だったんです。

その頃はJNCCの各会場の特徴もよく分からず「へぇーこんな感じなんだ」くらいに思ってたのですが、今はこのコースの難易度がよく分かるようになりました。近年ではクロスカントリーレースの聖地的な感じになっておりますが、実際に見て走ってみるとその意味がよく分かりますし、その通りだなとも思えます。

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いつものように金曜日の夜に出発し深夜2時頃に爺が岳に到着。道中はかなり激しい雨が降っていて「こりゃーレースもまた大変かな」とか思いましたが、そこはさすが雨に強いコースと言われる爺が岳。土曜日が普通に晴れたら埃が舞うくらい乾いてきました。

先のブログでも書いた通り、今戦は私も午前のFUNクラスに出場する事になったので、出店的には土曜日がメイン。日曜日はほぼ開店休業状態でした(スミマセン)

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Jバザーと呼ばれる会場での出店は人気大会の爺が岳と言うこともあり40店(!) 食べ物屋さんも豊富にありこれなら観戦に来ただけの人でも楽しめたんじゃないでしょうか。

今回は通販とかでおつきあいがある人が結構訪ねてくれて「あー!○○さんですか!」なんて出会いも多くありました。ネットの取引だけではなかなか意思の疎通が難しい話とかバンバン相談してくれて、私もかなりがんばって仕事出来ました。出店ブースまで遊びに&買い物に来てくれた方々本当にありがとうございました。

 

そして仕事とは別で今戦は忙しかった理由がこれ。

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ウチらのバイクチームであるチームケイズ&ABITのパドック。KTMだけでも8台、そしてその他の車両も3台あり、全11台のエントリーと初見学者も含む20名近くの一大勢力になってました。

いわゆる常連組と呼ばれる人が大体6人くらいかな。そしてレース自体も見るのも初めて・・なんて人がとにかく多かったんですね、なのでとにかくJNCCと言うか「遠征のレース」と言うのをめいっぱい楽しんで欲しくて、準備とか計画とかも出来るだけお膳立てしてみんなに楽しんでもらおうとがんばりました。

この辺は毎回音頭取ってるのが私なので結構気を遣いました。

それでも仲間はみんな良いやつばっかりなので取り越し苦労でしたけどね。全員で協力してくれて前夜祭は大人数での大宴会。

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エンデューロレースの会場では20歳代が多いウチのチームはとにかく若い部類なんですね、なので餃子100個とか肉5キロとか準備したのに、周りのチームからも「そっちは若いんだから」と差し入れもらったりして若い衆も大満足の宴会になりました。いやー楽しかったですね。

初参加の人が楽しんでくれたのも嬉しいんですけど、もっとも少ない遠征レースだと3~4人の事もあるので20人近い宴会は常連組も素直に嬉しく楽しめました。

これを機会に全部とは言いませんが、また来てくれると嬉しいですね。

 

レース中の写真はまだあがってない(もらってない)のでまた後日報告したいと思います。

帰りはいつのも長野ルートではなく安曇野ルートで帰宅。

帰りの車から見えた夕焼けが、もうほんとにバカみたいに綺麗で、楽しかった遠征の締めとして少しだけ感傷的になってしまいました。

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JNCC前半戦はこれで終了となり、サマーブレイクを挟んで次戦は8月末(実際は9月頭)の山形の月山です。この会場もキャンプには最高なロケーションですので、是非みんなにも来て欲しいと思います。

 

最後に動画はお仲間無糖君のCOMPクラス走行動画。こんな感じで走って中の下くらいな成績です。

 

いざ!JNCC爺が岳

さて!

いよいよ今週末はJNCC(全日本クロスカントリー選手権)の前半戦の超山場、長野県の爺が岳ラウンド。

ウチのお仲間チームはエントリー11名、応援も含めた総人数は20名近くの大所帯で参加。

爺が岳と言えばウッドチップだらけのふかふかなゲレンデ登りとか。

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微妙に下りになってて赤土なチュルチュルなウッズエリアとか・・・。

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もちろん有名なガレクライムとかとか・・・とにかくXCらしさ全開の総合コースです。

 

基本的にはエイビットとして工具を販売するためにJNCC全戦に出店しておりますが、出店とチームサポートがあるので私は走ってなかったんですよね。

しかし!

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じゃじゃーん!

今回限定になりますが、私も出場決定!ひゃっほーい。

まぁ私は午前のFUNクラスですしあくまでもみんなの邪魔しないように完走目的ではあるんですが・・・そりゃーねー、一応毎週のようにがんばって練習してますから。少しはがんばってみようかと思ってます。

あんなにヘタレだった私が今レースで走るとどんな感じなのか自分でも興味あるんですよね。

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で、昨年から履きっぱなしだった練習用タイヤもハズして新品タイヤ装着!

レース用にやった事ってこれくらいで、あとはいつのもメンテと全く同じメニューだけやりました。レースだからって意気込みすぎて普段と違う仕様にしても仕方ないですしね。

個人的なちょっと本気な目標としてはまず「怪我しない」 これ大事。午後には仲間のCOMPクラスの監督があるので私は絶対怪我しちゃダメ。

そして走りでは1周目でコースをよく見る → 2周目で少し開ける → 3周目からスイッチ入れてプッシュする → 電池切れてもとにかく前に進む

こんな感じで行こうかと思ってます。まぁ予定は未定ですが。

お店は週末も普通に営業してますのでお待ちしております。そして長野に近い人は是非爺が岳スキー場までお越しくださいませ。

エルツベルグロデオ追加情報

先週末に無事?終了したオーストリアで開催されたエルツベルグロデオ。

7位になった田中太一選手は早々に日本に帰国したみたいですが、右目に負傷をおった水上タイスケ選手は現地入院の為、まだ帰国してなかったんですよね。で、ついでって事でKTMの本社やサスのWP本社とかを見学してやっとこ今日現地をたつとのこと。まぁ無事に帰ってきて欲しいっすわw

 

ってなわけでいろいろ動画があがりはじめているので拾い物をいくつか紹介。

まずはDay1に行われたプロローグ(予選)動画。

雪がやばいとは聞いてましたが、これは最初の頃はかなりやばかったでしょうね。なんでも後日タイチ君の動画も出るみたいなので、出たらまた紹介しますね。

 

そしてこちらは現地テレビ局の編集動画。

そうそう、その日はジェットスキーのエクストリームも開催されてるんですよね。そのへんもチラっと紹介されてます。

公式動画じゃないおもしろさがありますよね。

そして問題作はこれ。

なにこれ?w なんでピンキーエレファントなのか分かりませんが、雰囲気は伝わってきますね。登り途中にあった落とし穴セクションもよく映ってます。

 

とにかく毎年こういったおもしろ動画がたくさん出てくるのもエルツの楽しみですよね。

日本人で上位入賞者がいて、ネットですけど生中継があって・・・なんて海外イベントなかなか無いですから、来年も楽しみですね。

 

1%未満の死闘 Erzberg Rodeo XIX

まさに激動の週末でしたね。

通常業務も忙しい中土曜日のRBXFの興奮もさめやらぬまま、日曜日に突入。日曜早朝は来週末に備えたJNCC前半戦の山場である爺が岳のための身内練習会に顔を出し、そのまま店に帰った即仕事。仕事をやりながら店先で始まった整備大会を見つめつつチーム内でのMTGをこなして気がつけば夕方。

慌てて店を閉めて気の合う仲間でレッドブルヘアスクランブル・エルツベルグロデオのインターネット生中継を見ました。

いやーすごかった。

ホントに凄かった。

とりあえずうまく説明出来ないのでこれ見てください。

 

スタートシーンはどこのモーターボートレースだよ?ってな感じ。実際、田中太一選手もここで水没をくらい大きく後退してしまいました。

時間内完走者は1800台の予選から始まってたったの14台。

そう完走率は0.7%

宇宙一キツイモータースポーツと言われる大会の面目躍如ですね。

 

リザルトは私たちから見れば大満足の7位完走なんですが・・・本人は全く満足してない様子ですね。まぁ表彰台狙いだったわけですからね。

ちなみに6位にはトライアルの世界チャンピオンであるドギーランプキン、後ろの8位には世界エンデューロ選手権の世界チャンピオンのイヴァン・セルバンテス。この大会のすごさが分かるリザルトですね。ここにねじ込んだ田中太一選手はホントにすごいんですよ。

お友達の水上タイスケ君は予選失敗が響いて8列目スタート。スタート直後の混乱に巻き込まれて右目をちょっとやばい感じで負傷してしまいリタイヤとなってしまいました。これ本人も悔しいでしょうね、今週末に会う予定があるのでねぎらっておきます、はい。(経過は順調で体は問題なさそうです)

下にはライブで放映された全動画を貼っておきます。4時間超の動画なので見るの厳しいって人は3時間11分45秒だけでも見てみてください。タイチ君が日本のファンのために世界放送でコメントくれてます。