今年はなんというか夏がどっかにいっちゃった感じですね。
例年だとこの時期は残暑が嫌になる時期なんですけど、ここまで涼しいと残暑が名残惜しい気がします。
で、この秋の初旬になると問い合わせが増えてくるのが持ち出し用の携行工具。
ちょっとドライブ・ツーリングに…とかみなさん楽しみな季節ですよね。
今回はそんな携行工具の中でも注目度の高い、差し替えビットドライバーのビットのお話でも。
これなんてビット差し替えタイプの代表工具ですね。
基本的な工具を揃えて持ち運ぼうとしたときに結構かさばるのがドライバー類です。
なにせ1本ずつにグリップが付いているので最小本数に選定したとしてもかなりかさばります。
その点ビットで差し替えが出来るこの手の工具はグリップ1個あれば良いので、かなりコンパクトに収納する事が出来るわけです。
で、このビット。
工具初心者の方から良く聞かれるのが六角形の差込のサイズ。
ビットというのは大抵根本が六角になっておりまして、当店HPでも「1/4ビット」とか紹介してますが、これは他のメーカーにも流用可能なのかどうか?とか質問を受けます。
ちなみにこの1/4ビットとは六角形の2面幅の寸法を言ってまして、1/4インチですからミリに直すと6.35ミリのビットサイズとなります。
で、この1/4ビットは基本的に世界共通規格でして、例えば他メーカーのビットドライバーと併用する事も可能。
(もうちょっとちゃんと言うと1/4と5/16の2種類ありまして、本流は1/4で少し大きいのが5/16の8ミリくらいのビットです、ショックドライバーとか使われているのは大きめの5/16ですね)
で、そういう時にお答えするのが「ほぼ流用可能で大丈夫」と言ってます。
「ほぼ」と言うのは・・・・例えばこんなヤツ↓
このANEXの差し替えドライバーも1/4の六角なのですが、純正付属ビットが両頭ビット(前後がプラスマイナスとか)を使っている為に「奥行き」が少し長いんです。
なので上で紹介したPBのナノコートビットをそのまま使うと潜り込んでしまって使う事が出来ません。
このように同じ1/4ビットでも「奥行き」の違いから、使う事が出来ない工具もありますのでその点だけは注意してください。
スタンダードな1/4ビットを流用したい場合はマグネット式のホルダーになっていてば大抵大丈夫だと思います。
それと電動工具用のビットも注意。
ホームセンターとかではこっちの方がよく見かける六角ビットなんですが、差し込み時の固定方法が違うためにビットドライバーでは使えない事が多いです
(これ専用のドライバーもありますが)
またひとつ前に説明した差し替えドライバーと同じ理由で両頭になってるビットはそもそも奥行きが違います。
HEXは1/4サイズで同じなので勘違いしやすいので注意ですね。
こんな感じで知っている人はなんてー事なくスルーするような疑問でも、気楽に聞いてください。
なるべく分かりやすく噛み砕いて説明するように頑張ります!