ドイツ系の工具メーカーってどちらかと言うと保守的と言うか、昔ながらの工具ラインナップを大事する印象があるんですが。
そんな中でも突然ひょっこりと新型を織り交ぜてきて驚かせてくれたりします。
このラチェットもまさにそんな「ひょっこり新型」で驚かされた工具のひとつ。
昔ながらの見た目を維持したまま、中身は完全新作の80ギアの新ユニットです。
この雰囲気を残したままの感じがとてもいいですね。
ギアの使用感もカリカリカリと軽快なラチェッティングで使い勝手もかなり良さそうです。
各部も細かく見てみると操作系や耐久性向上のための小変更が見受けられとても丁寧に作られているのがよく分かります。
そしてこのラチェットは裏蓋を留めるためのネジ等が存在しません(リングで抑えてます)
後々の分解整備のしやすさとかも考えて作られているんですね。
もちろん1/4ラチェットだけでなく3/8ラチェットのラインナップもあります。
ギア数が細かくなり最大トルクの低下を懸念する人もいますが、この多段ギア採用のラチェットは従来のラチェットと内部機構が少し異なりますので、そういう心配もほぼありません。
あ、そうそう同じく新シリーズであるスタビレーのギアレンチシリーズも大好評です。
レンチ本体はスタビレー独自の淡い梨地にI(アイ)断面となっております。
それにギアレンチが付いているんですから使い勝手はいいに決まってますよね。
すごく古典的な工具メーカーの印象があるスタビレーですが、こんな感じでいろいろな新製品も見逃せませんね。