スタッドボルトの脱着に

整備のスキルもそこそこ上がってくると基本のハンドツールだけじゃやっぱり足りなくて、いろんな分野のいろんなツールが必要となってきます。
で、内燃機に近しい箇所の整備の場合に避けて通れないのがスタッドボルト系の作業。

エンジンの腰上と腰下を連結するボルトにはもちろん、エキマニとか触媒連結とか補記類の取り付けとかとか……いろんな箇所で出てくるんですよね。

で、そういった箇所ってのは普通の工具じゃ回らないので「回せる工夫」を作業者がやっていたのですがそれだって大変です。

そんな時に便利なのがスタッドボルト専用工具の数々。

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Ko-ken スタッドボルトプーラーソケット

ただの全ネジであるスタッドボルトを回せる専用工具です。

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内側に特殊なクラッチ機構を持っていて、丸棒のような物を回せる仕掛けになってます。
クラッチ式なので基本的には正転・逆転ともに回すことが出来ます。
ってなわけでこれさえあれば脱着は問題なし。
しかしねじ山に直接触れる事になるのでスタッドの交換とかの場合にはインサートの専用工具もあります。

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Ko-ken スタッドボルトセッター

これソケットの内側にねじ山切ってあるだけの単純な工具なのですが、持っていると非常に便利。
みなさん最初はバカにしつつ購入していかれるのですが、後日手放せなくなるとの事です。

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ちなみにこの状態で締め付けていくので最後に「ギュ」と締めると工具が外れなくなると思うでしょうが、中側にロック防止のボールが仕込んであってサクっと作業出来ます。

この手の工具はなかなか手が出しにくいと思いますが、気になる方は買って損じゃないと思いますよ。