ここ2年ほどは病気だったり怪我だったりでしょっちゅう入院しているイメージな私ですが。
実はこの歳になるまで大病を患った事とかは一度もなく、なんなら昨年の頚椎の手術時に生まれて始めて点滴を経験したくらいでした。
だから1年ちょいで3度もの入院&手術ってのはまさに青天の霹靂といった感じでして、さすがの私も少しだけいろいろと考えさせられました。
先日のブログにも書きましたがこの9月でエイビットを始めてから25年目に突入します。
思えば開店の年に生まれた子供も大きくなるわけですよね。
昔。
まだ私が20代だったころの遥か昔。
すでに独立開業はしていたのですがまだ店舗の開業資金を貯めている最中くらいだったかな。
取引先でもやり手で有名なとあるショップの社長さんに言われた言葉を今でも覚えておりまして。
「いいか自分の商売を長く続けていく秘訣を教えるぞ」
「商い(あきない)ってのはな、飽きないでやり続けるってことなのよ」
と言われたんすよ。
まぁダジャレなんすけど結構真面目に言われたんですよね。
多分ほとんどの人には刺さらない言葉だと思うのですが、私にはかなりど真ん中の言葉だったんですよね。
もともと自分の性格的に「飽きっぽい」のは自覚しておりました。
それまでは何をやっても中途半端、ある適度やったら分かった気になって飽きて辞めてしまう自分でした。
だから長年ずっと工具の販売だけをしてきて、それこそ途中で他分野からのお誘いとかもありましたけど、とにかく拒否して工具だけを売ってきました。
正直今扱っているオイル関係ですら10年前までは拒否していたくらいですからね。
自分の中の正道から外れる仕事をあまりしたくなかったわけです。
その根っこの部分にあるのは偽善っぽいのですがお客さんのためでもあります。
工具のお店かと思ってたらキャンプ用品屋さんになってたとかなんかね、それまで信頼してくれていたお客さんを裏切るような気がして無理なんすよね。
だから
商い = 飽きない
ずっと昔にもらったこの言葉を心の奥の方にいつも持っていてベタでいいので工具のお店を続けていきたいなーって思ってます。
いつの間にか長いこと工具の業界に関わっているので、近年は元うちの担当営業の若手だったなんて人がメーカーの支店長やCEOになってたり、先日は
「長年いろいろお世話になりました、定年で退職します」
なんて挨拶来られちゃったり。
なんか寂しいなーおいー、とか思っちゃいましたが、私の怪我はかなり良くなってきまして、まだまだひと踏ん張りどころかもうちょっと頑張ってみようかなって思ってます。
1999年の9月17日に始まった工具専門店エイビット。
今日から25年目に突入しますのでこれからもどうぞ応援よろしくお願いします。
※今週の水曜・木曜はお休みを頂きます。