旅とテキスト

ドタバタとした週末。

普段の平日とは違い週末は来客も増えるし近所つきあいの私用もあったりして、望んだようにはなかなか時間が取れない事が多いです。

まぁ普通に仕事している人が平日時間取れないのと同じだとは思いますけど、やはりみんながいろいろ活動的になるタイミングで拘束が多くなるのはストレスだったりしますね。

で、そんな週末に1冊の雑誌が届いてました。

さすがに読んでいる暇が無かったので今日のお昼にやっと袋から出してパラパラと。

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frmを発刊しているRIDEpublicationの三上編集長が新たな試みとして隔月刊のフリーライドマガジンと交互に出すように創刊されたfrm BOOST。

この雑誌は店頭に並ぶことは無く、読みたい人が事前予約し、読みたい内容を5つほどの候補記事の中から選択(自分の希望が叶うわけでは無く多数決で決定)すると言う試みがなされています。

正直に言うと私はこういった本とかに「人を引っ張るチカラ」とか「新たな驚きや発見」を期待している人間なので、希望した記事が載る雑誌と言うものにちょっとだけ否定的なんです。なので注文時にはとにかく候補の1番にチェックを入れて内容を知らないようにしてたりします。なんというか期待感みたいなのが欲しいってだけなので、あまり深い意味はありません。(ごめんなさい三上さん)

で、今号のBOOST。

がテーマだったんです。

久しぶりにワクワクしながら読んでしまいました。

旅は良いですよね。知らない土地にいると言うだけで、町並みが平凡だったりしてもドキドキしたりします。うまい飯食べて良い風呂入ってっていうのはもちろん醍醐味のひとつだと思いますが、それだって優先順位ではあまり上じゃ無い感じで、とにかく知らない土地にいると言う事実が楽しいんだと思いますね。

実際今号でも様々な土地に行った事がたくさん書かれているのですが、中には首都高走ったみたいな記事があってすっごく共感しちゃいました。移動距離じゃ無いんですよね、大げさに言えばいつも降りる駅の反対口に降りたら知らない店があったとかだって良いんです。

 

そしてさらに今号が気に入ってしまった理由のもうひとつが文章。

限られた時間の中で作られている雑誌なんだと思いますが、過去に見たことある写真がいくつか使われてました。これは全く気にならなかったです。で、そのおかげでなのか文章がすっごく良かったです。綺麗な写真を補完してさらに想像を掻き立てる読み応えのあるものでした。

私は高校生の頃からとにかく活字を読むのが好きでして、ジャンルとか問わないのですが鮮烈なコピーとか情緒あふれるテキストが大好物です。

自分で書くとか全く興味無いのでとにかく「読みたい」んですね。

今でも私の寝室には一度も目を通してない小説が10冊以上キープされてます。特に後回しにしがちなのが長編の小説、これは長編が嫌で後回しにするのでは無くもったいなくて読めないんです。なので何巻かに分けてあるような大長編だと5年くらい寝かせてある本まであります。
あの読み終わったあとの虚無感みたいなのが嫌いなんですよね、物語はどこまでも続いて欲しいんです。

 

そんな感じで昼休みを終えて少しホケェっとしてしまい

デイバッグに小説を放り込んでどこかに出かけたくなりました。

 

興味がわいたら上記のリンクからまだ頼めると思うので是非一読くださいませ。