OBD2

車の進歩ってすごいですよね。

今時の整備では昔のようにECU(エンジンコントロールユニット)を、ブラックボックスだとか言ってられない時代になりました。細かなエンジン制御はもちろん、オルタネータとかエアコンやスロットルまでコンピュータで管理されております。

トラブルシュートも同じ。

とにかくセンサーが多いのでちょっとした不具合が「ちょっとした症状」として出るので、ドコがどんな風に悪い状態なのかを把握するのが大変なんですね。

そこでせっかくコンピュータを積んだ車なのだからと、作られたのが全世界共通の自動車診断ポートのOBD2。

これ最近聞くようになった方も多いと思いますが、実際は20年以上前から実装されている車もあったくらい古い規格です。ただ利害関係のある自動車メーカーが全社同じ規格を採用するのにここまで掛かってしまっただけの事です。(実際はいまだにプロトコルが違うので、全社共通なのはI/Oだけですけどね)

ちなみにこのOBD2ポート。
よっぽど古い車じゃ無いかぎりみなさんの車にも実装されております。場所はちょうど運転席の足下あたり。昔で言えばリレーやヒューズBOXがあったあたりに付いてます。

で、本日アップした新製品のKaiseのOBD2コードリーダー。つまりこのテスターはOBD2ポートに接続し「ドコが悪いのか」また「故障時に車に何が起こったのか」が分かる診断テスターなわけです。

 

ちょっと前までは20~30万円していた高級テスターだったのですが、、自動車メーカーのデータ公開も進み近年は安価なモデルが出始めるようになってきました。

今回のカイセのテスターもその安価なモデルにあたるのですが、そこはさすがにテスターメーカー、高級モデルにしか採用されない機能も満載でこの価格ならば買いだと思います。

正直安いモデルって今までだと「とりあえず使える」レベルだったのですが、これならキチンと仕事として使う事が出来ます。まぁ輸入車にはイマイチなので国産スペシャルとして考えると良いと思いますよ。

そんな安価なモデルが出てきたんじゃ高額モデルはもう売れないんじゃ・・・なんて思う人もいると思いますが、10万円を超えるテスターだともっとすごい事が出来ます。例を言うとプリウスのエア抜きとかがテスターで出来ます・・・いやホントです、すごいですよね。

もしかしたらジャッキアップもせずに、テスター差し込めばなんでも出来る時代が来るかもしれませんね。