雨ぇ

いやね、天気予報だってちゃんとチェックしているから雨っぽいのは覚悟してたし、オフのビチャビチャはそんなに嫌いじゃ無いので問題無いんですけどね・・・、降りすぎじゃー。

そんな災害になるほど降らなくてもいいやんね。

まぁー明日はBBQメインに切り替えて怪我しないように楽しんでこようかと思ってます。お店は普通にやってますので、来店予定の方はドシドシお越し下さいマセ。

で、今週末イベントとか関係無いって人はこういう空模様ではなかなかお出掛けも厳しいですよね。

そういう時は家にこもって整備とかも楽しいですね。梅雨前がかなり暑かったので車両的にも一度バシっと面倒見てあげたほうが良い時期だとも思います。

車やバイクでのスポーツ車は年式が結構いった物が人気ですので(車って10年落ちとか多くなりましたよね)そのくらいの車とかバイクだと、なにげにヤバイのが電装関係。

特に中古で仕入れた車両だと前オーナーがどういった事をしていたかとか分からない場合もあるので、テキトウな配線で泣きを見ることがあります。特にちょっと前の車両だとETCとか普及し始めだった事もありエレクトロタップで配線してあったり、エレクトロタップは外してあるけどその箇所が怪しくなったてたり・・・・。

でこういう時には配線の見直しややり直しとか重要なんですけど、整備で使う配線工具としては意外と軽視されがちなのがハンダコテ。

前も書いた事ありますが整備って100V電源とか使う事ってあまり無いので、ハンダコテ使うときに面倒なんですよね。

そこでオススメなのがコードレスで使えるヤツ。

エイビット店頭で一番人気なのがドレメルのガス式。

ガスで着火して暖めるので温度上昇も早く、サササっと作業するには本当に使い勝手が良いです。

またこのようにフルセットになっていてコテ先もいろいろ入ってますから、予想以上に活躍してくれます。

100V電源の呪縛からも逃れられますのでオススメですよ。

 

いろんな準備

今週末はイベントがふたつ。

川越のオフロードビレッジで開催される、毎年恒例の12時間耐久レース。コース内をグルグル回るいわゆるサーキットエンデューロなんですが、いわゆる難所が少なめで市販トレールの人や初心者さんも走れるマッタリイベントです。

もちろん上の方は本気で競っておいりますが、ウチらはBBQメインでの参加(笑)それでも12時間走りっぱなしなので、ロードのお祭り8耐と比較してもつらさはあまり変わらないと思います。

 

そして翌日の日曜日にはACTSビンテージモトクロスに出店参加。(イベント自体は土日の2日間です)

私は走りませんがお店のお客さんと知り合いが多数出走しますので、横目で応援しつつ工具の販売をしたいと思っております。

オイルのエボレックスリンクも共同ブースでいますので、お近くの方は是非お寄り下さい。

場所:モトクロスビレッジ (どうしても分からなかったら川越水上公園を目指してください)

 

ってなわけで、昨日の定休日はいろいろ準備しなくちゃいけなかったのですが・・・・。

ギックリ腰以来まともにバイクに乗ってないので、ちょっとだけ走っておこうかと思い近所にコソ練へ。

そうそうレース参加は久しぶりだったので、ホコリをかぶっていたカッティングプロッタも久々起動。

 

さくっとゼッケン作って、ささっと貼り付け。

 

現地ではすでにビンテージ参加のS君と、最新モデルの12年式KX250Fを駆るナガちゃんが走行中。(奥に見える土埃はナガちゃんの過ぎ去った後)

昨日は31度くらいまでしか気温が上がりませんでしたが・・・やっぱ暑い・・。汗が常にダラダラと流れている感じ。まぁこういうの大好きなので気持ち良かったですけどね。

 

午後の2時頃には走行を切り上げて、帰宅してからはすぐに整備。

いくらまったりイベントと言ってもひとり2時間は走るので、ちゃんとやっておかないとキツイっすからね。

洗車して・・・オイル交換とチェーン張り調整、リンク類のグリスアップしてエアクリーナー洗って車両は終了。その後ウエア類を選択してヘルメット内装も洗って、日干し出来る物は日干しして・・・なんとか暗くなる前に全て終わらす事が出来ました。

こういうのを後回しにするとレース前日とかにドタバタする事になるので、終わらせてしまえば気分は上々。

 

そして本日はイベント準備と普通の業務が相まって、軽くパニック状態。朝イチから全力で仕事して発注リミットである午後3時までは飯食べる暇も無く駆け抜けました。

で、夕方前の4時頃にひょっこり来たお客さん。

ご近所のフサベル取り扱いの方なんですが・・トランポを覗き込むと・・・うあ!125載ってる。

いいなーいいなーと連発すると「乗ってみます?」と。

そうフサベルは2スト125ccながらナンバー取得可能モデル。ちゃんとピンクナンバー付いてまして・・・・「んじゃお言葉に甘えて」と(笑)

 

土の上は少ししか走れず、ほとんどアスファルトの上でしたが・・・やっぱイイヨこれ。車体の90%はKTM製なので、ほぼKTMなんでしょうけどエンジン特性とか足とかホントに「何コレ?」状態。

モトクロッサーでエンデューロに出るのがばからしくなるくらいの出来でした。

いやー久々に心グラグラ揺れたわ。

12時間耐久とか月山用に「これください!」と、のど元まで出かかって飲み込みました。終身で車種に入れ込むのも悪くないけど、こういう出会いがあるならもっといろんな車やバイクに乗ってみたいと本気で思いましたね。

ってなわけで一瞬ポワっとしましたが、まだまだ準備全開でーす。

美しく。

結構昔、もう20年近く前の話になるのですが・・・まだ工具業界に入ったばかりの頃の話なのですが、とある有名整備工場に工具の営業で飛び込んだ時にそこの従業員さんに「別に工具で仕事するわけじゃねーからなー」とか「工具にこだわるなんて仕事の出来ないヤツのする事だよー」とか結構手厳しい事を言われ、事門前払いを受けそうになりヘコんでいたんですね。

まぁ時代ってのもあって、その頃はまだ輸入工具とかもほとんど知られて無くてスナップオンでさえ「え?なにそれ?」とか、そんな事言われたりした時代でしたから、工具自体の選択肢もあまり無く、気に入った工具を選ぶと言う風習もまだ浸透していなかったんですね。

で、そんな事を言われ縮こまっていた私はスゴスゴと帰ろうとしたんですが、奥の事務所から工場長さんが出てきて一喝。

「おめーら!何が工具にこだわらねーだ!ふざけんな!」

「工具があるからウチらは仕事出来るんじゃねーか!」

「買う買わないは後で決めれば良いんだ!ちゃんと工具の説明を聞いてやれ!」

と、言ってくれました。私はポカン・・と。
で、更に。

「工具で仕事してるわけじゃねーだとー?んじゃおめーは明日から手でボルト回せ!いいな!ジャッキも使うな!全部自分の手でやってみろ!」と。

今思えば飛躍した極論でむちゃくちゃな事言っているんですが、とにかく私はその後一生懸命工具の説明をし何度か通ってお得意さんになってもらう事が出来ました。

その後その工場長さんと茶を飲みながら話す機会があって、いろいろ聞いたのですが、ようはお金を貰ってお客さんの車をいじるわけだから綺麗な仕事がしたいと、で綺麗な仕事をやるには手間暇掛けるのが一番なんだけど時間を掛けていたら採算が合わない、なのでそういう費用対効果が見込めるモノにお金が出せないならば、これからの整備業界では生き残れないと。

今だと結構当たり前の話なのですが、その当時にそういう事を言う人は少なかったので驚いた記憶があります。

私がエイビットのHPの説明でも「美しい作業」とかたまに書くのですが、そのときの話が頭に残っていてそういう表現が多くなるんだと思います。

で「綺麗な」「美しい」の評価が見た目ですぐ分かる作業のひとつに配線作業があります。
これコワイですよね、手を抜くとすぐに分かっちゃいますから。実際自分でも見えない所の配線とかで手を抜くタイプの人には今でも作業を任す気になりません。

配線工具の中でも昔から定番人気で評価が高いのが横スライド方式のワイヤーストリッパー。

 

縦型とかもあるし手動のヤツで良いのもあるけど、いろいろな配線作業をやるにはやはり必須の工具のひとつです。

 

これが出来るとエレクトロタップを使わずに綺麗な配線が可能になります。もちろんナイフやニッパで器用にやってしまう人もいるのですが、工具に頼ってしまうのも決して悪い事ではありません。確実に迅速な作業が出来ますからね。

ちなみにその時の工場長は引退しちゃいましたが、いまだにお付き合いがあり自分の車を楽しきいじっております。隠居してあんな感じの生活出来たら楽しいだろうなぁ。

新機種

先日のオートサービスショウでお目見えしたKo-kenのZ-EALシリーズの単品販売及び新製品。すでに問い合わせが入り始めておりますが、店舗リリースは8月からとなりますので、アナウンスまでもうちょっとお待ちください。

 

なお、カタログのPDFはすでに公開されてますので何があるのかなー・・なんて人はKo-kenのHPでお楽しみくださいませ。発売時期はモデルによって異なりまして、順次リリースと言うかたちになると聞いております。

エイビットとしても発売と同時に入荷の手筈になってますから、慌てなくても良いと思いますけどね。ちなみに今回はソケット関係では単品販売はもちろん、出ていなかったサイズの充実が楽しみです。事実すでにZ-EALシリーズをお持ちの方からの問い合わせも多く、そういった方からの買い増し希望が意外と多いんですよ。

新モデルのラチェット関係は後発で出ると聞いてますので、秋くらいまで待った方が良いと思います。

 

で、新機種ってわけでは無いのですが今日はお店の前の自動販売機がリニューアル。

何度希望を伝えても一度も聞いてもらえなかったサントリーを諦め、今度はファイヤのキリンにチェンジ。コーラ系が無くなったのがつらいけど、午後ティーが入ったのでOKかな。

なお、来店時に汗だくな場合は外に水道あるのでご自由に使ってサッパリしてくださいませー。

 

TORXの話

私は現場での整備経験ってのが無くて、いわゆるプライベーターからそのまま工具販売をした人間なので、どうしてもその時その時の整備事情を工具主体で見てしまう癖があります。

まぁ今となってはそれが経験となり、お客さんにいろんなアドバイスが出来ているので良い事だったと思いますけどね。まだ若造の頃は工具は分かるけど整備自体は良く分からないといった事もしばしばありまして、プロメカさんと話をしている時はまだ大丈夫(プロメカさんなら整備は分かるので)だったのですが、サンメカさんでその作業を初めてやるなんて人には、たいしたアドバイス出来なかったんですよね。

とまぁ、そんな風に工具主体でここ十数年の整備事情を見ていると、車の進化ってかネジの進化かな・・・が、あるときって楽しいんですよね。

10~15年前だとやはり一番の話題はTORXの出現でしたね。

 

TORXネジ自体はもっと前からあったのですが、自動車の整備向けに爆発的に増えたのがこの時期でしたね。最初はHEXの派生と思われていましたが、どちらかと言うとプラスネジのフィリップスに近い存在でして、番手でサイズを表す手法に多くの整備士の人達が惑わされましたね。

実寸のサイズ表記では無いと何が面倒って、実測してもあまり意味が無いんですよね。いや確かに各部の寸法を熟知していればいいんでしょうけど、実際は計る人によって谷と谷を計ったり・・・山と山を計ったり・・・特にT20・T25・T27・T30辺りなんて微妙すぎて実際に工具を差し込んでみても、分からない時はあるほどですからね。

今でも多くの問い合わせがあるTORXですが、とりあえず何が分からないのかは私が分かるようになってきたのでなんとか対応出来るようになってきました。

ここでの文章ではあまり多くを分かりやすく書けませんが、悩んだらお気楽にご相談くださいませ。

ひとつだけ言えるのは「キャップボルトは見た感じでサイズを語るな」くらいですかね。これは経験のある人なら分かると思います(笑)

今後は出来るだけこういう工具とネジを話をしていきたいと思います。お楽しみに。