JNCC最終戦 AAGP爺が岳

秋も一層深まり・・・と書き出したいところだったのですが、金曜の夜に現地に向かった私の目に飛び込んできたのは・・・。

よく山の道とかに気温表示灯ってあるじゃ無いですか。現地の爺が岳スキー場直前の峠道で・・・。

「現在 -3度」

一瞬見逃しそうになりましたが、少しだけ車のペースを落としてじぃーっと見てみても、確実に数字の前に「-(マイナス)」の記号が・・・・。

車に乗っていたのであまり実感は無かったのですが、現地に着いて車から出てみると激寒。今年のJNCCはあまり天気に恵まれる事が無かったので、こりゃーまた大変なのかなぁ・・・なんて考えてしまいました。

翌朝、土曜日。

起きてみると・・・なんだか白い。

雪?

いえいえ放射冷却によって一面霜の銀世界。やっぱこりゃー寒くて大変なのかなぁ・・・・なんて考えていたら日が高くなるにつれて紅葉が美しい爺が岳が。

 

つい数時間前までTシャツを2枚重ね着してパーカー来て厚手のダウン羽織っていたのがウソみたいな絶好のレース日和。(土曜日はKIDSレースが開催されました)

ジャンパー脱いでパーカーだけになっても、少し動くと汗ばむくらいまで暖かくなってきました。

まぁこれも夜には晴れてしまった事による放射冷却で昨晩と同じ目に遭うんですけどね・・。

そしてレース本番の日曜日。

 

今回の出店は当店取り扱いオイルのLINK-OILさんが同行。お隣にテントを構えてもらい詳しい説明をしてもらいました。もちろん即売もしてオイルだけじゃ無く、ケミカル関連商品も注目を浴びていたようです。

エイビットとしてはラジエターが噴きやすい爺が岳なので、ラジエタークーラントを限定特価で持って行ったのですが、土曜日のウチに完売してしまうくらいの人気となりました。多数来店本当にありがとうございました。

 

で、いよいよ午前のFUNクラスがスタート。

今年はお仲間バイクショップのケイズさん名で「チームケイズ」として関西開催以外の全てに参戦してきました。今回の最終戦は冠婚葬祭が重なり来られなかった人が多く少人数の参加となりましたが、その分普段なかなか出走出来ない人が来たりして多いに盛り上がりました。

 

写真左は今回から新車投入のお仲間イガちゃん。そして奥の480番は前回爺が岳で1周も出来ずにリタイヤし、今回同じ事やったら断髪だ!と背水の陣で臨んだKTMショップ店員のちょんまげ君。

FUNクラスは朝の霜が溶け出しベチャベチャになるのか?と危惧されましたが、いわゆるベスコン。確かに難所では若干の渋滞こそありましたが、1周するのも大変ってほどのサバイバルにはならずみなさん笑顔で周回を重ねておりました。

懸念されていたちょんまげ君はスタート直前にまたしてもエンジンが掛からないトラブル発生。それでも周りの人間の介護(?)によりなんとかスタートを切り、難所で引っ掛かったりもしつつ無事に4周走りめでたく完走。

たしかにリザルト的にはたいした事無いのかもしれませんが、無事フィニッシュした彼の顔はもう満面の笑み。

そうなんだよね。

特にFUNクラスは順位とか関係無いのよ。自分との戦いだからね。途中で何度も投げ出しそうになりつつ少しでも前へ前へ・・・ってのはやっぱやりがいあるんです。

まして彼は普段はこの手のバイクを売っている側なわけですから、このちょっと人には言葉で伝わらない感動ってのかな、実感出来たのは大きな経験でもあったと思います。出来れば今後もたまには出て欲しいですね。更に言えば初参加のお客さんでも連れてきてもらってね「一緒にゴール目指しましょう」とかさ、本気で良いと思うよ。

 

 

そしてレースは終わり、続々と帰ってくるライダーの中にハッシー発見。彼こそウチらの仲間内での今年のMVP。ほぼ全戦に出場し確実にリザルトを上げてきました。

実際今年から乗り換えたKTMの250EXC-Fはシーズン前にはまともに乗る事さえ出来なかった彼。それがレースごとに経験を積み、今ではFUNクラスの引っ張り役までになりました。やっぱやり続けている人は強いよねぇ。

午前のFUNクラスはコレにて今年のJNCCシリーズが全戦終了。「次どうしよっかー」って言ってたハッシーのちょっとだけ寂しそうな顔が印象的でした。

そして午後。

 

いよいよ今年最後のJNCC 午後のCOMPクラスがスタート。 そうそう今年のJNCCをほとんど見てきましたが、今回の爺が岳は本当に台数多かったです。全部で575台、初参加っぽい人も多かったですね。

 

初参加と言えばこの人。

写真右側の863番、2年前の三宅島EDで同宿になり仲良くなった人です。左側の平田さんも同じ三宅島仲良し組。今年は私が給油のお手伝いをしてました。

こういうなんて事ないキッカケで仲良くなった人も多いんですよね。会場でもたくさんの人に声掛けて貰え楽しませてもらいました。

 

そしてレーススタート。

コース図からもかなりの難コースを予想してましたが、やはりと言うかとにかく今期一番の難コースだったみたいです。普段は弱音吐かないような人も「やばいやばい」と言っていたくらいです。

そしてチャンピオンは決定しているので年間ランキング争いで気になるお友達の出口君はレース前日にまさかの負傷。松葉杖をつきながら会場入りしてみんなをどよめかしていましたが、現在ランキング3位の彼には「走らない」って言う選択肢がありません。走らないと4位転落は間違い無い状態なんですね。

膝の靱帯を痛めてしまっているようで、キックが踏めない状態。それにくわえさっき言った通りの難コースと完走するのも難しい状況の中、なんとか走りきり6位フィニッシュ。逆にライバルがリタイヤになり順位が確定。

やっぱ最後まで諦めないのは重要なんすね。

 

しかしレースで全てを出し切った彼はレース終了後にそのままマシンごと倒れ込みこの状況に・・・。まぁ大事は至らず疲れ果ててただけだったみたいでひと安心。

で。

これにて今年のJNCC全行程が終了。

我らがJバザー出店組もいつもより片付けが遅いのね。みんなちょっとおセンチな感じでしたね。

 

 

片付けながらみんなが山を見上げているので何かと思ったら、珍しい形に飛行機雲が。

そういや長野だからあっちは松代方面かな?と思いつつ、そっか誰かが使徒でもやっつけたのか・・・とかくだらない事考えながらホントに全部終了。

帰り道中に遂に私は熱が出てしまい、身体がガクガクしながら休み休み帰ってなんとか帰宅。

 

帰ると2日間いなかった私に甘えてくるレンチ君。これもいつもの恒例行事になったなぁ。

ってなわけでレース情報とか出てきたらまた後でアップしまーす。

チームスガワラ

71歳。

もうね、いわゆるおじいちゃんっすよ。ラリーとかそっち方面好きなら分かると思いますが、毎年ダカールラリーに出続けて31年目、日野レンジャーに乗りカミオンクラスで頑張っているスガワラさん。

すっごいっすよねぇ。

もうここまで来ると背負っているものとかすごい事になってそうなんですが、なんつーのかな達観してて見てて安心出来ますね。今年の正月も楽しみに応援させて頂きます。

そして車両。

なんだろうね、カミオンでもここまでくるとやっぱ格好いいですよね。

でも注目してもらいたいのはそこじゃなくて・・・ここ。

ステッカー。

下の段の右から4番目。

そう実はチームスガワラに入れているオイルはLINK-OILなんですね。その他ケミカルもスポンサーしてます。

これもあるからなおさら応援にはチカラが入っちゃうんです、はい。

みんな買ってくれて入れてはくれてますが、まだまだマイナーメーカーのオイルですので小っちゃくてもいいからステッカー貼ってダカールに挑んでるってのはなんか嬉しいですよね。

 

しっかし・・・71歳っすか。 ホントすげーな。

 

 

秋の整備

春夏秋冬。

各季節ごとの味わいがあり楽しみ方も変わってくると思いますが、秋と言えば行楽シーズン。ちょっと上着を着込めばOKな気候はどこにいくのも良い季節ですよね。

ドライブやツーリングにも絶好だと思いますが。

実は整備にも絶好の季節でもあります。

それはもちろん適度な気温とか、日が暮れるのが早くなりガレージにこもっての作業時間が取りやすいとか、いろいろありますが大きな理由のひとつが「夏を頑張った車両の点検」の意味合いも強いですね。

例えばタイヤの空気圧だって40度の外気温で合わせたままでは、空気圧不足になる可能性がありますし、ガレージ内にしまっておいた車両だってガレージ内の温度が瞬間最大で50度近くになったりもしますから、油脂類だって心配です。

私も先日ひと夏頑張ってくれた車両を総点検。

とりあえず油脂類を全交換してあげました。

 

新車のナラシから4度目のオイル交換でやっと鉄粉はあまり付かなくなってきました。エンジンもあたりがついてきたみたいで、回した時の上のパワー感はちょっと怖いくらいに・・・・・。

あ、そうそう。

それとね。

洗車って結構重要なんですよ。車でもバイクでもとにかく、この時期くらい細部まできっちり洗ってあげてください。

 

樹脂パーツのクラックとかゴムシール類の劣化とか、オイルのにじみとかね。いろいろ気がつくキッカケになると思います。特に車なんかだとミッションやデフオイルの交換とかで下に潜ると普段気がつかない不具合とか発見しやすいですよね。

完全に壊れてしまう前に気がつけば大規模な修理にならずに済む場合も多いので、とにかく普段からの洗車で各部に気を遣ってみましょう。これだって立派な整備ですから。

 

あ、そうそう。この所使っていたLINK-OILの新グレード「NUR」

 

気温が下がってきた今でも問題無く使えますね。もっとこうなんというか高温下での使用限定ってなイメージありましたが、実際はほとんど問題無いですね。

タレもほとんど無いし、マイバッタ号に入れてましたが湿式クラッチの感じとかシフトフィールにも変化はありませんでした。耐久からプチ耐久のレースとか油圧確保したい人にはお勧めだと思います。

LINK-OIL NUR15W70

取り扱いを始めてすでに2年が経過。通販やお店でもかなり評判が良くて、わざわざオイルだけを買いに来てくれる人も多くなってきたリンクオイル。

まだそんなに有名なメーカーではありませんが、純国産で製造者もすっごく真面目な人だと知っているので私も安心してオススメ出来るオイルです。

現在ラインナップはエコエンジン仕様をのぞけば3種類。

・パワー10W40
・パワーSP15W45
・トルク15W50

パワーSPとトルクはスポーツにふったグレードでして、スポーツ走行する人やハイパワーな人達に人気です。しかしスタンダードグレードのパワーもなかなかすごくて、このオイル入れてジムカーナ戦に出ているインプレッサな人も全然問題無しと言ってくれるほど。

私は単気筒な水冷のセミドライサンプなエンジン(モトクロッサー)に入れてますが、油量が1リッターほどしか入らない過酷な条件でもパワーSP・トルク共に十分なパフォーマンスを発揮してくれます。

しかし・・・例えばこの前出た夏の8時間耐久。

さすがに・・・さすがに、シフトフィールが変化したりキツイ場面もあるんですよね。

そこで出たのがトルクの更に上位グレードの「NUR(ニュル)15W70」

・LINK-OIL NUR(ニュル)15W70 2リッター缶

800馬力とかが普通なD1グランプリの現場で鍛え抜かれたハイパフォーマンスオイルです。粘度表記が15W70と言う事で分かる通り高温下における耐久性にすぐれオイル管理が厳しい現場で威力を発揮してくれます。

で、ハイパワーなターボ車がツライのはもちろんなんですが、実際はオイル量が少ない車両や空冷・・いわゆる油冷なエンジンにもかなり活用出来るんです。

販売前にさまざまな車両に入れてテストしてみましたが、70番台と言う粘度の影響はほとんどなく、エンジンかけてしまえばレスポンスも含めて分からないレベル。

もちろんトルクのようなレスポンス重視のオイルに比べてしまったら、少し落ちるのですが普通の15W50と比べたらホントに分からないと思います。

私も自分のバイクに入れて走行を重ねましたがほんとに良いですね。普通だと2回走行で交換なのですが、とりあえず倍走ってもシフトフィールに変化はありません。真夏から入れてますのでこれはなかなかなんじゃないでしょうか。

ちなみにこのオイル、あまり大量生産に向かない作り方をしているので欠品すると次回納期がちょっと掛かる場合があります。その点だけご了承くださいませ。

走行準備

関東は雨の予報だったので油断していた人が多かったんじゃないでしょうか。

朝起きると・・・んー? 晴れてる?

あれ、まだ降ってないなぁ・・・と、思いつつ店開けて営業していたらそのままお日様出てきて快晴に。

こうなるとお出掛けモードな人も多いみたいで、来店予定だった人からも電話で急遽遊びに行く事になったので来週行きます連絡がきました。そうっすよねぇ、貴重な休日の晴れ間ですもんね。

ウチのダートバイク仲間も来週のJNCC爺が岳に向けて車両整備に余念が無く、整備祭りになってましたね。

で、整備と言えば王道のオイル交換。

当店取り扱いのLINK-OILの最高級グレードであるトルクが久々のセール企画に登場です。

各グレードがありますが、やはりリピートの断トツがこれ。粘度だけみるとかなり高粘度だと思うでしょうが、実際に入れてみてレーシングさせてみるとその軽さに驚くと思います。

 

気温も高くなり油圧低下を避けたい季節となりました。

このお試しセールで是非一度体感してみてください。