折れないノコ刃

整備関係で出てくる刃物類。

それはニッパーだったりナイフだったり、リューターの刃とかホールソーとか大分類でいうところの刃物ってのは結構使われております。

そんな中で地味な存在ながら現場レベルでは大絶賛されている刃物がありまして、それは切れ味はもちろん使えなくなる原因のもうひとつに対処した『折れない』と言う大きな付加価値を持ったノコ刃です。

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LENOX ハックソー(金ノコ)

このなんて事ないように見える金ノコ。
こいつはフレームの性能はさることながら、刃の性能も飛び抜けて凄いのです。

この手のノコ刃ってのは大抵切れ味が落ちる前に折れてしまって使えなくなる事が多いんですね。
しかしこの金ノコで使われているバイメタルの刃はしなやかで強く、従来の金ノコの概念すら変えてしまった逸品です。

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LENOX ハンドソー替刃バイメタル(300mm)

実際手で曲げてみてもこの通り、折れる気配はありません。
このバイメタル製の刃は業務用機械等にも活用されていて今やこういったノコ刃では無くてはならない存在になっております。

まだ使った事無い人は一回使ってもらいたいですね。

 

そしてそんなバイメタルを使った刃物をもうひとつ紹介。

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IRWIN バイメタルカッター替え刃

これはバイメタル素材で作られたアーウィンのカッター刃です。
(LENOXとIRWINは親会社が同じです)

これを最初に見た時には「その手があったか」と思いました『薄刃』で『折れやすい』形状の刃なら確かにバイメタルは適した素材ですからね。
この刃も現在ゴム切断が多い現場とかで大活躍中です。
また簡単に折れないのでこのままスクレッパーとして使っている人も多いですね。

これらの折れない刃は素材の良さが性能を大きく上げ、現場の使い方まで変えてしまったと言うおもしろい例だと思います。