部品洗浄

私が工具に携わるようになった頃と比べると「昔と変わったなぁー」って事が結構あります。

もちろん工具自体も時代と共に変化しましたし、工具を手に取る層も変わりましたね。

まぁ一番の変化と言うとやはり「情報」、昔はやった事無い作業とか外し方が分からない部品とか敷居が高かったですからね。

そしてそんな情報過多の時代に増えたなぁ・・って思うのが内燃機に手を出す人。もちろん昔からプライベーターでのエンジンいじりとかありましたが、なんつーかなもうちょっとライト感覚で手を出す人が増えましたね。

内燃機に手を出すって事は工具だってSSTが結構必要になったり、使用する測定工具の正しい使い方とか必要で、一昔前は身近な人にそこそこ分かる人がいないと厳しかったんですが、今はネット見れば大体分かりますしね。

で、そんな感じで拾ってきたようなエンジンとかミッションとかで遊ぼうと思うと、しょっぱなで苦労するのが部品洗浄。

これはヤレているエンジンとか関係無く、開ければだれでもやりたくなる作業です。

で、工具de実践のページでもキャブ洗浄とかで書いてますが、普通の油汚れでは無く燃料系の汚れって普通には落ちないんですね。まぁ砥石とかでサラってしまえば問題無いんだけど、それだって全面やるわけにもいかないし・・・。

そこでお店で人気なのが複合洗浄剤のメタルクリーン。

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粉状の商品でしてこれをお湯に溶かして使います。するとガソリン系の汚れはもちろん、カーボンとかまで綺麗に落とせるんですね。

 

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こんなひどいカーボンが・・・・・↓

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こんな感じ。大きめの部品ケースかクリアボックスを用意して、その中に部品を浸け置きするだけでOK。

この時の注意点としては溶かす湯の温度管理に気をつける事。メタルクリーン自体がそこそこ高温の水と反応して効果が出るので、面倒くさがって冷たい水とかでやるとイマイチ効きません。

とにかく温度を保てると効果絶大なので金魚用のヒーター突っ込んで温度キープする人もいるほどです。

かなりリピーターも多いケミカルでして実績も十分ですので、安心してお勧め出来ます。出来れば一晩くらい漬けておきたいので、この連休中にやってみてはいかがでしょうか。