災害の備え

先日はWebでいろいろ騒がれていて、地震が起こるかもよーって日でした。予知とかは無理だと思うし適当な事いって騒ぎを大きくするのはマズイとは思うけど、東日本地震からもうすぐ1年が経とうとしている今、こういう小さな騒ぎは必要な気もします。

実際保存用の水とかだって、そんなに長期間の保存は無理だし用意してあったハズの災害用品とかだって、いつの間にか邪魔者扱いされて奥に奥にと片付けられはじめた時期なんじゃないですかね。たまには「そろそろ地震起こるカモよ」と言ってもらった方がいろいろ再確認出来て良いですね。

その時にも書きましたが、大震災の時に当店でとにかく売れたのが電池とライト。もう取り合いの大騒ぎ。ウチはたまたま日曜日もメーカーに発注出来るオンラインが確立出来ているおかげで金曜日の震災直後から必要な物を多めに仕入れてました。地域に少しでも貢献出来るようにと近所の世帯に声を掛け、必要なら電池とかありますので・・・と顔見知りから販売したのですが、結局口コミで伝わってしまい2日ほどで売り切れてしまいました。

で、買い込んだいろんな物って結局使ったの?って話ですが・・・みんな余分な物まで買った人も多かったみたいですね。

先日実際に現地で被災された人と話す機会があったので、今後の心構えと言うか準備ってどんなのがいいの?と聞いてみました。(異論がある人もいると思いますが、まぁ私が聞いた話を自分なりに解釈してみた感じです)

 

まず水。もちろん飲料水優先でしょうが、洗い物やトイレ用にも出来るだけ多くの水が必要になるみたいです。地震直後に途絶えるライフラインは電気・水道・ガス。電気とガスは我慢出来ても水は生命線ですからね。

飲料水は支援を待つとしてせめて2日分と考え、一人あたり500mlのペットは最低でも必須との事。自宅で待機出来るのであれば地震直後に出るなら風呂に水を溜めるのがいいみたいです(津波の可能性がある地区の人は速攻で逃げて下さいね)

実際東北で被災されたその人のウチも地震直後30分くらいは水道が出たとの事。ですので蛇口ひねってみて水が出るならお風呂やペットボトルに水溜めておくのが良いとの事です。

そしてラジオ。

情報の無さが次の行動の妨げになったり、不安を煽る原因になるようです。電池とライトが一緒になっているヤツとかがあればベターなのかな。

で、今話にも出てきたライト、そして乾電池。いつ起きるか分からない地震ですが、ヘタすると当日中はパニックになっていると思いますので、最低でも不安な夜間を一度は体験する事になると思います。手巻き式とかでも良いと思いますが、電池でパっと点くライトが欲しいとの事です。

で、必須なのはここまでだそうです。

食料とか衣類とかは?と思いましたが、とっさに持って逃げられるって限定すると、最低限これだけあればなんとかなるとの事。もちろんもっと準備出来れば良いとは言ってましたが、大げさになりすぎて機能しない可能性も考えるとシンプルにこれだけだそうです。

なるほど、これなら自宅はもちろん車にも常備出来ますね。

津波や二次災害の可能性のある地区の方は、特に気をつけて欲しいとの事。実際「あ、あれも持って来よう」とかやっていたり「ペットが気になって」なんて人が一度家に帰ってそのまま・・・なんて事が結構あったみたいです。携帯電話もぶっちゃけほとんど役に立たないらしいので忘れたら忘れたでいいみたいだし。

いやーこういう話ってタメになりますね。

 

ちなみに私はバッタ号のトランポであるハイエースに車中泊セットがいつも乗っております。

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飲料水10Lと水20L、そしてカセットコンロとカップラーメンが10個くらい。ライトはもちろん毛布と寝袋そしてレース用に携行缶にガソリン10Lも入っているので、家族で3日くらいならなんとかなりそう。

東海地震がうわさになってはいますが、日本のどこで起きても不思議じゃありませんから、簡単な備えだけでもやっておいて損は無いと思います。