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工具の世界でもマイナーチェンジが頻繁に行われておりますが、個人的にチョコチョコ変わっているランキングトップなのがKo-ken。

Ko-kenはそのコストパフォーマンスと品質が評価され、日本国内よりもヨーロッパ市場での流通が多い日本が誇る工具メーカーです。しかし、その知名度はコピー商品を多く生む原因にもなってしまっていて、台湾や中国に行くとコーケンのコピー商品を多く見かけます。

で、そのコピー対策で行われているのが頻繁なマイナーチェンジ。

例えば今やKo-kenの機能の代名詞にもなっているオーバルシャフトだって、元々はコピー防止の措置だったわけでして、性能やご託は後付なんです。

そして古くからKo-kenを知っている人ならば分かると思いますが、ローレットや樹脂ハンドルもかなり変わっているんですよね。

 

こちらは樹脂グリップの新型。新カタログを購入した方は知っていると思いますが、現在徐々に新グリップに変わってきております。在庫が無くなり次第新グリップに移行するので、どれがどのタイミングで新グリップになるのかは分からないのですが、今のところ移行率は25%くらいかな。

で、この新グリップ、カタログで見るとかなり格好悪いのですが実物見たらその印象は吹き飛びました。見た目もそれほど悪く無く、使い勝手は確実に向上しております。

元々日本国内では樹脂グリップ自体があまり売れない為に、アナウンスもそれほどされてきませんでしたが、そんなわけで徐々にですがグリップがマイナーチェンジしてますので、御注文される方はどちらが届くか楽しみにしてください。

#ちなみに国内じゃあまり売れないってのは、樹脂グリップ自体もともとは極寒仕様なんですね。平時もマイナス何度かとかなってしまう地域では、鉄のハンドルは張り付いて危ないそうです。そういう地域向けに作られている経緯がありますので、国内市場ではそれほど大きな販売力を持っていないとの事。

個人的には新旧どちらのグリップも好きですね。旧グリップは見た目に味わいがあるし、新グリップは実用度で優れていると思います。

HPの画像も新グリップが出揃ったら、順次替えていきますのでお楽しみに。