PP樹脂素材の樹脂製工具箱

工具を揃え始めだったり、ある程度揃ってきたり、そんな人が悩み始めるのが工具箱。
ガレージにデカめのキャビネットをドンっと置けるならまだいいけど、場所や予算の都合でそうもいかない人も多いと思います。

まして工具を持ち出して使う事が多いとなおさら悩むんですね。
これは日本人の気質もあるんでしょうけど、コンパクトめな入れ物にキッチリと納める事に執着する人が結構います。
でも工具箱ですからね、工具が増えたり外した部品をちょっと入れたり、またまたパンク修理キットとか電装用の工具と端子とか不確定な工具とかその他も入れはじめてしまうと途端にカオスになったりします。

で、そういう人に個人的にオススメしてるのが。
メインではない補助の工具箱の存在。
あくまでも補助の工具箱なので大げさなモノはいらないし、そんなに機能性もいらない。
もっと言えば出来れば安いと助かるなぁ・・・なんて人にオススメなのが樹脂製の工具箱。

で、そんな樹脂製工具箱でエイビットのオススメがリングスターなんですけど、今回ちょっと新製品でたのであらためてラインアップのおさらい。

国内では造りの良さもあってシェアナンバーワンなリングスターの強化樹脂製工具箱。
その中でも自動車のバンパー素材を使って耐久性と使い勝手を向上させたスーパーBOXシリーズに新サイズが追加されたんですね。
補助用工具箱として使うのならばある程度目的もハッキリしていると思うので、サイズが豊富に選べるのは嬉しいですね。

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合計4サイズあって迷うかも知れませんが、簡単にいうとサイズが違うだけなので目的に合ったモノを選べばいいと思います。

写真左の列がミドルサイズの2つ。

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リングスター 樹脂製工具箱スーパーBOX(ミドルサイズ)

こちらは補助用としてはもちろん、メインの工具箱としても使えるサイズになっております。
かなりのリッター数がありますので雑多にいろんなモノを放り込んでいくにも便利ですね。

そしてスモールサイズの2つがこちら。

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リングスター 樹脂製工具箱スーパーBOX(スモールサイズ)

お店ではそれこそパンク修理キットとか電装用の圧着工具とギボシ端子入れとかそんな感じで補助用工具箱としてかなり好評です。
また小さいながらもシンプル形状でこちらもリッター数はある程度ありますから、自宅用の日曜大工関係を放り込んでいる人もいますね。

造りはどれもしっかりした業務用でありますが、価格が結構安いので気楽に導入しやすい工具箱だと思います。
自分のメインの工具箱を見直してみて、使い勝手がイマイチだなぁ……とか思ったらこういう方法もありますよってお話でした。

ジミーペイジに憧れて

私が高校生の頃、MTVで見たレッドツェッペリンのジミーペイジ。
とにかくもう衝撃的にカッコよくてカセットテープにダビングして、そりゃもう擦り切れるまで聴き込んでました。

ジミーペイジ

そのうち聴くだけじゃ物足りなくなりまして、親戚のおじさんにもらったギターで練習するようになったんだけど…コードの練習とか面倒になってきてなぜかボンジョビのコピーしたりしてましたね。

その頃の時代ってみんな一度はギター少年を夢見るような感じだったと思います。(バンドブームとかもあったし)
私の高校でも周りでバンド組むやつが出てきて興味はさらに加速。

そうなるともう自分のちゃんとしたエレキギターが欲しくて欲しくて。
そこでなんとなくジミーペイジのダブルネックのSGを思い出しまして、買うなら絶対にギブソンのSG買う!とか意気込んでバイトを頑張ってみたものの……高校生のガキンチョにギブソンなんて買えるわけもなく、結局フェルナンデスのクリームホワイトのSGを手に入れました。

この時は嬉しかったなぁ、学校以外では寝ても覚めてもギターいじってた気がします。(意味もなく学校に背負っていった事も数回w)

そしてギターのランクを下げたおかげで少し余ったお金を使い、この時初めて自分のお金で工具を購入したんです。
今思うと本当に不思議なんですがなぜか「よし!ついでに自分専用の工具も買おう!」と思い立ったんですよね。

私には兄貴がいまして10歳離れてて当時兄貴はセリカのLBに乗ってて、夜になるとRX-7とか310サニー乗った友達とかが集まって車を弄ってたんですね。
私もそれに混ざってねじ回して遊んだりしてたので、よくわからないけど変な憧れとかがあったんだと思います。

とりあえず向かったのは自転車で行ける近所の小さなホームセンター。
工具売り場にいきいつもよりもお財布に余裕がある私の目にとまったのがラチェットでした。
確かKTCだったと思うけどラチェット単体で4千円とかで、それだけじゃ意味ないからソケットまで買うと1万円近い値段に……
そうなるといくらお金持ってるといっても高校生には決断がなかなかつかなくて、結局ラチェットだけを買って帰ったんですよ。
ソケットもエクステンションも買ってないわけですから、工具としては何ひとつ機能しない単体のラチェット。
それでもカリカリと動く工具を手にしたのが嬉しくて、使いもしないのにずっとさわって遊んでたのをよく覚えてます。

KTCラチェット
さすがに当時購入したラチェットはどっかにいっちゃいました。

そんな多感な高校生時代にバイトに励んで買ったものなんて、他にもいろいろあったはずなんですけど、買ったその日に家に帰ってからも手にしていた感触まで覚えているものというとそのギターとラチェットなんです。
そしてそんなガキの頃に魅了されたうちのひとつが、今の仕事になっているんだから面白いですよね。

だからなのかお店に初めての工具を買いに来てくれる人にはちょっとだけ特別な感じで対応しちゃったりします。
この人の初めての工具なのかなーとか考えちゃうわけですよ。

30年以上前にバイト代で買った1本のラチェットから始まった私と工具との関わり。
今後もそんな工具の行く末を楽しみにしていきたいと思います。

オイル系作業時の便利なマット

車両整備の基本中の基本と言えば油脂類の交換ですよね。
エンジンオイルはもちろんMTオイルとか車両を維持するにあたって様々なオイルの交換を行います。

でも。
これは私だけかも知れませんが結構面倒なんですよね…主に片付けが。
オイル交換につかった工具とかオイルジョッキとか、全体的にオイリーな感じになってしまい拭き取りも含めてオイルの処理に困る事が多いです。

で、そんな時に個人的にも使っているのがこれ。

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SIGNET 油水吸着マット

水も油も全て吸い込んでくれる工業用の油水吸着マットでして、これ使ってしまうとウエスとか使うのがバカらしく思えるくらいオイルの処理が楽になります。

実際に実験してみると…

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こんな感じでパーツトレーにたれたオイルを普通のウエスで拭き取ると。

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まぁ吸い取るというよりは、なんというか寄せていくような感じっていうんですかね。
実際こんな感じになった事がある人も多いと思うので分かると思います。

その点、吸着マットをウエスくらいの大きさに切って使うと…
(ハサミでチョキチョキ切れます)

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グイグイって押し付けながらの一往復の拭き取りでこの通り。
完全に吸い上げていますね、まして横に伸びないのでマット自体もあまり大きく濡れていないのも分かると思います。

このマット、なんだか工業用っぽいし大げさな雰囲気なので個人用にはいらないかな?と思ってしまう人もいますが、実際は個人のガレージとかの方が活躍する場面が多いのではないかと思います。
作業時だけでなくオイルやオイル系工具の保管場所の下敷きにも便利だったります。

また、後から発売になった吸着マットの染み込まないバージョンも人気。

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SIGNET メンテナンスシート

こちらも上記の吸着マットと同じ性能がありのですが、このように大判なんですね。
で、このマットは裏側がコーティングされていて。

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分かりやすくいうと裏側はビニールコートされてる感じです。
ですのでこの上で作業をしてオイルこぼしたりしても、ガレージの床面を一切汚さないで済むって事なんですね。

大きさも800×1000mmあるのでバイクくらいなら丸ごと一台をこのシートの上で作業する事が可能です。
車の場合にはオイル交換時にこれを下に差し込んでから作業すればOK。

ちょっとの事なんですけど、使ってみるとすっごく便利な吸着マット。
ぜひ一度お試しくださいませ。

極小サイズ対応の精密ポンチ

エイビットで販売している様々な工具の中でも、定番工具ってほどでもないのだけど地味系の工具が細く長く売れ続けているってのがいくつかあります。

例えばピンの打ち抜きに使われる平行ピンポンチなんてのもそのひとつ。

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PB 並行ピンポンチ セット・単品

いわゆる軽整備しかしてないとあまり出番はないのですが、少し深く整備していくと必須になる工具です。
すごく単純な造りの工具ではあるのですが、その分「工具の出来」が如実にでるのでよく使う人ほど良い物が欲しいのかPBをご指名の人も多いですね。

そしてそんなポンチの極小サイズ対応のポンチがありまして。

PB 極細平行ピンポンチ

それがやはりPBになってしまうのですが上で紹介した六角胴ではなく丸胴の精密ポンチシリーズです。
この丸胴のシリーズは極小サイズの1mmとか1.5mmとかの設定もあり、主に工場やカメラやモデルガンのユーザーから厚い支持を得ております。

これだけ細いピンポンチですと性能差はかなり大きいと思います。
実際同じユーザーさんから定期的にリピートが入りますので好んで使っていただけているんだと思います。
粘り強いしなやかな鉄を作るのがうまいPBの面目躍如ってところでしょうか。
径の細い打ち抜き工具を探していた人はぜひお試しくださいませ。

フロアジャッキとリジットラック

自動車だけでなくバイクや設備機器等々、いろいろな機械の整備をやった事がある人なら分かると思いますが、工具って基本的なところはあまり何用とか関係なくて。

例えばドライバーは必要だし、レンチだって必要、ソケットもいるし、プライヤーもなくちゃいけない。
こんな風に考えていくと根本的な工具というかラインナップではそんなに違いはないんですね。
もちろん揃えていくソケットやレンチのサイズとかはちょっとずつ違うので「全く同じ」とは言い切れないのですが、難しく考える必要なあまりないですよって事は分かっていて欲しいと思います。

そしてそこそこ基本的なモノを揃えていくと各業種別に専用品っぽい工具が増えていくイメージですね。

でそんな中、自動車向けとしては工具を揃えていくのにどうしても乗り越えないといけない壁みたいなのがあって、それが車体を持ち上げるジャッキアップ関連の工具類。

なんといっても自動車の整備の中で、いわゆるはじめの一歩的な作業のオイル交換とかでも、とにかく車体を持ち上げないと出来ないですからね。
(もちろん上抜きでもいいんですけど)

結構な設備工具なわりにかなり初期段階で必要となってくる事が多いので、ウチみたいな専門店にも「どんなものを買ったらいいのか」等々──相談の多い工具のひとつです。
そこで今回はフロアジャッキとウマ(リジットラック)を軽く紹介。

SIGNET アルミフレームジャッキ1.5t

フロアジャッキとしてオススメなのがこのSIGNETのアルミジャッキ。
能力は1.5トンと少なめに感じると思いますが、軸重で考えれば大抵の普通車はこれで問題なく使えると思います。
またアルミジャッキにありがちなアルミ製だと故障の多くなる油圧ラム部分は、きちんと別に鉄製で作られていて耐久性まで考えたジャッキとなってます。

使い勝手もごく普通のフロアジャッキとして使えますので戸惑うことも少ないと思います。
(下ろす時にハンドル抜いて別のバルブに差し込んでとかがありません)
またハンドル部分等は簡単に取り外して分解出来ますのでアパートやマンションにお住まいの方にもオススメですね。

そしてウマ。

SIGNET 折り畳み式リジットラック(2ton)

折り畳み式ではありますが、これも持ち運びや収納を考えると便利ですね。
能力は2トンでコンパクトなモデルですので小型ジャッキとの相性もよく便利に使って頂けると思います。

またリジットラックは手持ちのジャッキとの相性もよく考えて購入しなければいけません。
ジャッキで最高位まで持ち上げても相性の悪いリジットラックだと車体下に入れられずに使用できないなんて事は結構多いのです。
(工夫すればなんとかなりますが)

そしてよく話題になる受け部分のゴムカバーですが、個人的には不要派なので余計にオススメなモデルですね。
(受け部分がゴムなのは対象を痛めにくいので良いのですが、適度に滑ってくれないので、車体に対して前後の動きがあるとリジットラック本体が倒れる危険性が増します)

ジャッキアップの方法や注意点は『工具実践』のページで紹介してますのでそちらをぜひご一読くださいませ。

現在アルミジャッキがセール中です。

SIGNETアルミジャッキ

SIGNET アルミフレームジャッキ1.5t 限定特価品

そして現在上記で紹介したジャッキがセール品となっており特価販売中です。数量限定になりますがかなりの特価となっております。
この機会にぜひどうぞ。