下半期スタート

まだ寒い頃に「あー早く夏こねーかなー」とか言ってたのがついこの前に感じますよね。

なんかいつの間にか7月ですよ。

今年の梅雨はあまりはっきりしないですよね、まとまった雨が降ったのも梅雨入り宣言直後くらいで、あとはたまに降りこそすれど梅雨っぽい感じは皆無。そんな事言っていたらついに南のほうでは梅雨明け宣言出始めちゃって、なんか心の準備が間に合わないまま真夏に突入ってな感じです。

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小学生頃からの習慣なのか、お盆っていうのがあるのが大きいのか分かりませんが、私は一年間って物を区切って考えると一年の折り返しってなんとなく8月15日頃に感じてしまいます。

ホントは昨日の6月末で上半期は終わったわけでして、少しくらい背筋をピっとしなきゃいけないんでしょうけど、商売をやっていると6月末くらいからはドドドっと忙しくなってしまうので、何か考えている暇が無いんですよね。

 

今日は7月1日で下半期のスタートなわけですけど、気合い入れ直すとかはあまり考えてなくて、なんでかっていうとすでに気合い十分なんすよね。

なので下半期スタートな今月もみなさんどうぞよろしくお願いします。(ビシッ)

展示品

新商品がドドドっと入荷してきていて商品入れ替えが激しい時期です。

今日も店内の小変更とかしてましたけどなかなか納得いく感じになりませんでした・・・また後でがんばろう。

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で、商品の入れ替えもかなりしたのですが・・・展示会に持って行ったりしてた工具が1セットとか余ってたりします。

 

展示処分特価品は全て完売しました。ありがとうございました。

 

旅とテキスト

ドタバタとした週末。

普段の平日とは違い週末は来客も増えるし近所つきあいの私用もあったりして、望んだようにはなかなか時間が取れない事が多いです。

まぁ普通に仕事している人が平日時間取れないのと同じだとは思いますけど、やはりみんながいろいろ活動的になるタイミングで拘束が多くなるのはストレスだったりしますね。

で、そんな週末に1冊の雑誌が届いてました。

さすがに読んでいる暇が無かったので今日のお昼にやっと袋から出してパラパラと。

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frmを発刊しているRIDEpublicationの三上編集長が新たな試みとして隔月刊のフリーライドマガジンと交互に出すように創刊されたfrm BOOST。

この雑誌は店頭に並ぶことは無く、読みたい人が事前予約し、読みたい内容を5つほどの候補記事の中から選択(自分の希望が叶うわけでは無く多数決で決定)すると言う試みがなされています。

正直に言うと私はこういった本とかに「人を引っ張るチカラ」とか「新たな驚きや発見」を期待している人間なので、希望した記事が載る雑誌と言うものにちょっとだけ否定的なんです。なので注文時にはとにかく候補の1番にチェックを入れて内容を知らないようにしてたりします。なんというか期待感みたいなのが欲しいってだけなので、あまり深い意味はありません。(ごめんなさい三上さん)

で、今号のBOOST。

がテーマだったんです。

久しぶりにワクワクしながら読んでしまいました。

旅は良いですよね。知らない土地にいると言うだけで、町並みが平凡だったりしてもドキドキしたりします。うまい飯食べて良い風呂入ってっていうのはもちろん醍醐味のひとつだと思いますが、それだって優先順位ではあまり上じゃ無い感じで、とにかく知らない土地にいると言う事実が楽しいんだと思いますね。

実際今号でも様々な土地に行った事がたくさん書かれているのですが、中には首都高走ったみたいな記事があってすっごく共感しちゃいました。移動距離じゃ無いんですよね、大げさに言えばいつも降りる駅の反対口に降りたら知らない店があったとかだって良いんです。

 

そしてさらに今号が気に入ってしまった理由のもうひとつが文章。

限られた時間の中で作られている雑誌なんだと思いますが、過去に見たことある写真がいくつか使われてました。これは全く気にならなかったです。で、そのおかげでなのか文章がすっごく良かったです。綺麗な写真を補完してさらに想像を掻き立てる読み応えのあるものでした。

私は高校生の頃からとにかく活字を読むのが好きでして、ジャンルとか問わないのですが鮮烈なコピーとか情緒あふれるテキストが大好物です。

自分で書くとか全く興味無いのでとにかく「読みたい」んですね。

今でも私の寝室には一度も目を通してない小説が10冊以上キープされてます。特に後回しにしがちなのが長編の小説、これは長編が嫌で後回しにするのでは無くもったいなくて読めないんです。なので何巻かに分けてあるような大長編だと5年くらい寝かせてある本まであります。
あの読み終わったあとの虚無感みたいなのが嫌いなんですよね、物語はどこまでも続いて欲しいんです。

 

そんな感じで昼休みを終えて少しホケェっとしてしまい

デイバッグに小説を放り込んでどこかに出かけたくなりました。

 

興味がわいたら上記のリンクからまだ頼めると思うので是非一読くださいませ。

 

 

 

 

 

爺が岳の動画

先日開催されたJNCC第4戦のジョニエルG。

私の参加記とかもアップしたのでクロスカントリーエンデューロってのが、ちょっとだけ大変なレースなんだと言う事は分かって頂けたと思います。(私が苦労してるだけって話も)

で、私が出場したFUNクラスはそこそこ大変だけど、まぁそこそこ。

その点午後に開催されるCOMPクラスはかなりキツイです。実際モトクロス経験者でそこそこ腕に覚えがある人でも結構シンドイんじゃないかな。

でまぁ、今日はそのJNCC爺が岳のCOMPの公式動画があがってきたので紹介。

基本的に難所と呼ばれる名物セクションで撮影してますが、これ以外にもいろいろ大変なところあるので、ひとりで3時間走るレースとしてはかなりの難易度だと思います。

その分魅力もあって英才教育組が強いMXと違いいろんな経験も有利に使えるEDだと、大人になってから興味持ったような人でも十分に上を狙っていけます。もちろんそれにはかなりの努力をしないといけないのですが、絶望的なわけじゃ無いってのがもうひとつの魅力にもなっているんだと思います。

 

レースはキツイけど最高だった。

先日お伝えした通り、先週末に開催されたJNCCの第4戦爺が岳に久々に出場してきました。

単独での走行となるレース出場は約2年ぶり、完走したレースって事になれば3年半ぶりのレース。

日々あんなに練習してるのになんでレース出ないの?とか言われてましたが、まぁ一番の理由は土日休めないから。でも本音では「またリタイヤだったらどうしよう」とかネガティブな心境もありました。

でも、今戦の爺が岳は初心者さんも含む大所帯でのチーム参戦だった事もあり「みんなが盛り上がるなら」と一念発起。

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天気は最高。

コンディションも最高。

一緒に楽しめる仲間も最高。

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私も出場する午前のFUNクラスにはお仲間8台で参戦。コース走ってれば誰かに会う感じ。

で、お仕事を一生懸命やった土曜日はあっという間に終わりまして夜の大宴会もつつがなく終了。

翌朝早めの5時半頃に目が覚めて、二日酔いとはなんか違う気持ち悪さ・・・ハッ!これ緊張(笑)

早朝のキッズ&トライクラスにもお仲間出るので応援しつつ「あー俺このクラスに出れば良かった」とか思いながら見てたけど、そろそろ装具とか水とかいろいろ準備があるので出店の準備と平行して慌ただしくしてました。

で、準備万端になったらまた緊張からくる吐き気が。

いつもなら仲間の出走を見送るだけなので「まー気楽にがんばりなよ」とか脳天気に言ってるいる立場なんですが、いざ自分もグリッドに並ぶと思うと嫌な汗しか出ませんでした。

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そして覚悟を決めてグリッドに並ぶ私。

なんか周りが妙に優しかったのだけは覚えてます、はい。

レースはなんだか分からないウチにスタート!私の出るFUNクラスの総台数は300台くらいいまして、同時スタートとなるFUN-Cクラスは130台くらい。とにかくスタートで出る自信が無いなら、焦って中段に巻き込まれても仕方ないので最後尾から様子を見る作戦に決定。(周りからはチキンと呼ばれました)

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JNCCのFUNクラスではオレンジTと言えばハッシーと言われるくらい浸透してきた人気者のハッシーが、今回も好スタートでトップグループで飛び出したそうです。

私はそんな前のほう状況も分からずに、アチコチで転倒しているバイクを余裕で避けつつ無難にゲレンデセクションを通過。このときたぶん130台中80位くらいかな。

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最後に出たJNCCの月山で1周目の途中でマシン壊してリタイアした記憶がチラついて、とにかく「1周がんばれ!おれ!」と思いつつ遅くてもいいから、まずは1周しよう!と心に決め淡々と進みます。

 

で、問題の難所であるプチガレクライム。ここは渋滞が発生する岩がごろごろの難所でして、お助けとして遠回りになりますがそこを回避出来るエスケープルートがもうけられているセクション。

頭の中で0.1秒ほど考えて・・・・エスケープルート選択!

はい、これ正解。

とにかく1周目は一気にマシンが押し寄せる(数周すればバラける)ので、プチガレクライムは相当な渋滞になっていた模様。

とにかく体力にだけは自信の無い私(笑) そんな1周目から押しが入ったら体力もたんわ!と思いつつとにかく楽なルートで進みます。

 

しかし。

その後出現する大渋滞。

なんか道幅が一瞬だけバイク2台分になる箇所があって、そこがさらに動く岩でガレてます。そこに行くにはガレの坂を少し登らなくてはいけないのですが、その坂の途中でも止まっているマシンが多数。私だってレースこそ出てなかったけど経験値は積んできてるので、そういう所に助走無しでジワジワ進む事がまずいと直感し、坂のチョイ手前で一瞬のタイミングを計ります。

で、刹那。

キラーン!っと芋洗い状態の渋滞の中に1本の道が出現。

心の中で「いついくの?」

とか、くだらない事思いつつドリャー!っと加速して坂を登り始めたら、視界に飛び込んできたのはフラリとよろけた一台のバイク。

え?おまえこっちに倒れるなよ・・・とか強く願いましたが、祈りは届かず私のベストラインに倒れてくるバイク。

私、ブレーキ全開。

坂の頂上直前の一番角度のキツイ所で止まる私。

で、前後ブレーキ掛けているのにずり落ちていく私。

意に反してバックし始めたバイクにまたがっていられなくなり、バイクが倒れさらに坂をゴロンゴロンと落ちていく私。

坂から転がり落ちてくるおっさんにビックリして急ブレーキを掛ける後続車(ホントすんません)

とりあえず轢かれなくて良かったと思いつつ、嫌な予感が。

 

前回のレースでリタイアしたのもまさに同じ状況。そのレースのなんて事無い初コケでケースが割れてオイルがドバーっと出てきて終了したんです。

おそるおそるバイクおこすと・・・よし!無傷。

しかし、無情にも谷側に倒れたバイクを起こすのに早速体力ゲージの半分を使ってしまった。

もっと言えば前後ブレーキ掛けても止まれない坂の途中から再発進とか出来んのか?おれ?

もっともっと言えば、さっきまで後ろから様子をうかがっていた大渋滞の中に入ってしまったわけで、ここから抜け出すのは至難の業。

そんな事考えてたら前の人がバイクを降りて押しだした。

あ!

これは先日開催されたエルツベルグロデオの最終セクションで田中太一選手がセルバンテスを振り切るためにつかった必殺技! うおっし!俺も降りて押すぜ!

 

・・・いや・・・バイクって押すと重いんですけど・・・。

チョー重いんですけど。

 

・・・・あー。

(渋滞を抜け出すまで長いので省略)

 

なんとか渋滞を押し1本で抜け出した私。なんか腕がプルプルしちゃってるんだけど・・・気のせいではないよね。

ちょっとだけ進んで次の名物セクションであるウッズエリアに到着。

ここでいったんバイクを止めて呼吸を整えます。

キャメルバッグのスポドリを3口くらい飲んで気道を冷却。

うおっし!と結構な大声出してアクセルオン。

 

ウッズこえー・・・。

木々の間を下りながら走るセクションなんですが、土の中の見えない木の根とか踏むとツルっと滑るんです。

これはとにかく一回もコケずに通過しなければと思い、慎重に慎重に進みます。

長い長いウッズエリアはそんな感じで無事通過。

 

で、最後の難所であるガレの大河、ロックンロールリバー(以下RRR)に到着。

爺が岳には何度も来たことあるし、一度だけ走行会にも参加したので走った事ある箇所多かったんだけど、ウッズとこのRRRだけは走った事無かったんだよね。

 

ここから自分宛の反省。

正直言って午前のFUNクラスは走る事の出来ないセクションってのはありません。(午後の全日本格のCOMPクラスにはあったりしますが)

で、私の今の実力でも全セクション十分に普通にレース出来る状態だったハズです。

しかし、そこはやはり「レース」

普段の実力の半分も出せず、普段ならなんてこと無い箇所でビビリが入りすぎました。

練習100回はレース1回分とはよく言ったものでして、ホントにその通りだと思いました。もっと冷静にクレバーに自己分析して攻めの気持ちを忘れずにいけばもっとうまく走れたと思います。

反省終了/

 

 

RRRっていわゆる河原の石畳みたいな感じなんですけど、これ私がいつも走っているホームコースに全く同じ物があるんですよね。

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で、普段なら全く問題無いんですが、このRRRでもスタンディングをやめて座ってしまったんですね。これは今思い返しても悔しいですね。

だって普段通りに出来れば他者を抜ける得意セクションだったんですから。

これラスト2周くらいで疲労度MAXになってしまって「こんなつらいセクションに1秒でもいたくない」と思ってアクセル開けたらビックリするくらい速いペースで走れました。もうね、バンバン抜けるの。

ホントに声出して笑ってしまいましたよ・・・自分のバカさ加減に。

まぁこういうのも含めてレース経験なんだろうね。

 

そして最後はまた気持ちよくゲレンデ登って降りたら、念願の1周終了。

ゲート付近には仲間やいつもCOMPクラスで応援しているAAライダーとかもみんなで大声出して応援してくれてました。

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普段私は応援側にいるのですがレース後に「声援がチカラになったよ、ありがとう」とか言われても社交辞令くらいにしか思わなかったんだけど、自分が実際に受けてみるとそりゃーもう勇気百倍!アクセル120%全開でした。

 

結局私は2周目以降も難所セクションでハマってしまい、体力も使い果たしてまともなレースにはなりませんでした。行く前までの意気込み通りにもうちょっと攻めの気持ちがあればもう少しはまともな結果になったかな?と思うと悔しいですが、まぁこれが今の私の実力なんだと思います。

 

そして午後のCOMPクラス。

コンセントレーションを高める仲間のAOK氏。

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決して頭抱えてるわけじゃありません(笑)

まぁこれもさっきまでキツイレース走ってた私には笑えませんでしたけどね。

そしてレースは無事にみんな完走。

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最後のハイタッチが出来れば疲れも吹き飛びますね。

 

なんか今日は長いテキストになってしまいました。

言いたい事や伝えたい事はいくつかあったのですが・・・まぁいいや。

 

 

つまりレース最高って事。