オイル交換時に出てくる四角いボルト

国産車だと主にマニュアルミッション車に多いのですが、たまに出てくるもんだから問い合わせの多い四角いボルト用の工具。

欧州車とかではエンジンオイルのドレンとかにも使われてて、通常工具の差込角をそのまま使って痛い目にあった事がある人もいるハズです。
今回はそんな四角いボルト対応の工具をズラッと紹介。

KTCドレンボルトソケット

KTC 1/2四角ボルト用ドレンコックソケット セット・単品

主に国産車のミッションオイル交換時に出てくる四角ボルトに対応したKTCのラインナップです。
オイル交換専用に作られてるので使い勝手もよく、このサイズで対応出来る車種に乗っている人にはオススメのソケットです。

※スズキ車用の10mm凸も追加されました。
>>KTC 1/2四角ボルト用ドレンコックソケット(10.0mm)

Ko-ken1/2二重四角ソケット

Ko-ken 1/2 2重4角ソケット

サイズ設定こそ少ないのですが「四角いボルト」を回すための工具です。
こちらも国産車のミッションオイル交換時に必要なサイズ設定はあるので、これでOKな車種にはオススメ。

Ko-ken3/8二重四角ソケット

Ko-ken 3/8 2重4角ソケット

こちらは上記のソケットの3/8差し込みバージョン。
サイズが幅広く追加され農業用機械等でも使われている四角ボルトにも対応したサイズ設定があります。
7ミリとか13ミリとかお探しの方はこれがオススメ。

Ko-ken四角ソケット
Ko-ken 四角オイルドレン用ソケット

欧州車で多く使われている凹んでいるドレンに対応した四角ソケットです。
特に10mmとかでは3/8差し込みをそのまま使ってなめてしまうユーザーが多いのですが、キチンと10mmを使うようにしましょう。

Ko-kenドレンソケットセット

Ko-ken オイルドレンプラグキーソケットセット

で、いろんなサイズのオイルドレン用が入っているのがこのKo-kenのセット。
四角はもちろん六角の対応品も入っているので欧州車等の入庫が多いガレージにはオススメのセットです。

こんな感じでオイル交換でもいろんな工具の可能性があります。
またキャップボルト形状の場合、代用の工具は無いと思ってもらった方がいいので、出来るだけ工具を準備してから作業するようにしましょう。

2024年発売予定の新製品内覧会

年末のかなり忙しい時期に開催される恒例のメーカー新製品内覧会に行ってきました。
展示即売会とは違い来年の2024年に発売予定な新商品のあたりをつけるってな感じの内覧会でして、実際画像で紹介する製品が確実に発売になるのかどうかはまた別のお話という前提でお読みくださいませ。

2024年新製品内覧会

日本各地で開催されるというわけではなく東日本と西日本で開催ってな感じですので、今回参加した東日本内覧会にはかなりの遠方からも販売店さんが集まっておりました。
(当店は車で30分くらいの距離なので気楽ですが)

2024年新製品内覧会

展示してある商品は全てが新製品というわけではなく来年発売予定の商品にはこのように「2024年に出る商品だよー」というポップが付けられております。
従来品も多く展示されていてそういう商品群を一度に見ることが出来ますので、自分の頭の中で分類しにくくなったり忘れてしまったりしていた工具の情報を整理するいい機会だったりもします。

2024年新製品内覧会

こちらはチタン焼け風味の工具達。(チタン製ではないですよ、風味です風味)
需要としてはまぁまぁありそうですね。

2024年新製品内覧会

こちらは当店でも人気のタイダウンベルトの新商品。
自動巻きってありますがこれが手動巻にして価格を下げた製品となります。

2024年新製品内覧会

LEDライト関連の新製品も目白押し。
この中からどれくらい流通に乗るのかが興味ありますね。

2024年新製品内覧会

そして近年問い合わせの増えているというか需要が再燃している空圧系。
特にガレージの備品として活躍するこの手の製品は取り扱うかどうかはさておき頭の隅にいれておかないといけない商材です。

2024年新製品内覧会

そしてエアーカプラも。
この手ってカタログの型番やサイズ設定一覧を見てもぶっちゃけよくわからないので、こんな感じでズラリと見ることが出来ると頭がスッキリします。

2024年新製品内覧会

そうそう忘れちゃいけないのがこの手の金物屋さん系統の工具。
工具の取り扱いをしているということはこの手の商品も実は取り寄せ可能でして、お客さんに聞かれた時にお答え出来るように情報をインプットしておきます。

2024年新製品内覧会

金物屋さん系がOKってことは実はこんなのも取り寄せ可能です。
(こちらはどれも1点もの)

2024年新製品内覧会

個人的に面白いなーと思ってみてたのがこれ。
グルーガン、ホットメルトとかいろいろ呼び名がありますが充電式のペン型簡易グルーガンです。
車両整備でもこれくらい気楽なものなら使えそうですね。

2024年新製品内覧会

こちらは模型用のヤスリシリーズ。
プラスチック研磨に適した布ヤスリですね。

2024年新製品内覧会

そしてなぜか毎年新型が出続けている工具バッグシリーズ。
今年のはカメラバッグとしても使えそうな保護材入りが出るみたい。

2024年新製品内覧会

そして高圧洗浄機の蔵王産業も新製品が目白押し。
数点気になったものもありましたが参考出品だったりもするので後で打ち合わせが必要です。

ってなわけで毎年恒例の年末の行われる内覧会の様子でした。
これが終わると一気に年末ってな雰囲気になりますので個人的にも良い頭の切り替えになっております。
今年も残り3週間、全力で頑張りますので応援よろしくお願いします。

全長の長いプラグレンチ

エンジンの要とも言えるスパークプラグ。
昔ほど自分で交換する人はいなくなりましたが、それでもサンデーメカさんには気軽に出来る整備メニューのひとつですから今でもプラグ関連の工具の問い合わせは多いです。

また最近は省燃費型の内燃機が増えてきた事によってプラグホールの直径が狭くタイトになっていたり、従来と違った14mmのプラグが出てきたりしてますので適当な工具ではうまくいかない場面も増えました。

そしてミニバンみたいな横置きエンジンでなおかつバルクヘッド側に傾いている車両もあって、プロメカさんはいろんな工具を揃えておく必要もある作業となっております。

Z-EALプラグレンチ

Z-EAL 3/8プラグソケット(クリップ式)

そんなプラグソケットの中でもお店で一番人気なのがこのジールの3/8プラグレンチ。
かなり薄く作られているのでこのシリーズでサイズを揃えておけば大抵の場合には困る事はないと思います。

Ko-kenエクステンション

Ko-ken 3/8エクステンションバー

そしてプラグレンチと合わせて重要になってくるのが延長棒であるエクステンションバー。
DOHCエンジンはプラグホールの奥の方にプラグがあるので延長を活用してプラグの脱着作業を行います。
先述しましたが結構面倒な場所にあったりする場合、このエクステンションバーをうまく組み合わせて使う事になりますのでどれだけ作業に合った長さを持っているのかがキモになるんですね。
時には何本かを組み合わせつつ使う事もあるので揃えて持っていることが重要な工具のひとつです。

そして奥まった箇所にあるプラグに対応するために組み合わせたプラグソケットですが、たまに引っ掛けてしまってプラグを抜いてくるのが面倒なときがあったりします。
そんな時に便利なのがこちら。

Z-EALプラグレンチ

Ko-ken 3/8ロングプラグソケット

先程紹介したプラグソケットとエクステンションが一体になった「ロングプラグソケット」です。
これならソケットのガタも気にならないし普段使いにもかなり便利に使えます。
実際お店でもこれを指名で買いにくる人もいいまして、自動車向けならお薦めな工具ですね。

こんな感じで近年のプラグ系作業は難易度がかなり上がりつつありますのが、工具を揃えて対処するようにしましょう。

クロウフットの進化版

当店のWebサイトをいつも見ている人から「工具ってしょっちゅう新商品出てるよね」なんて言われる事が結構あります。
確かに──こんな新しい工具が出ました──なんてトピックを自分でも結構書いている記憶はあるのですが…。
それじゃ実際工具の新規商品がガンガン登場しているのかと聞かれると「否」でして。

・ラチェットが新しくなりました。
・ソケットの構造が新しくなりました。

とかね。
元々ある工具の改良がメインでして「ド新規」の工具ってのはなかなか出てこないんですよね。
まぁ工具の歴史自体がかなり古いのである程度出尽くしてしまっているので仕方ないのですけどね。

で、さっきの話の「工具の改良」
現場で叩き上げられさらに使い勝手を良く─と作らる工具にももちろん魅力があります。
今回はそんな改良版としてかなり高評価を頂いているこちらを紹介。

TONEクイックオープンクロウフット

TONE クイックオープンクロウフットレンチ

昔からこういう「パカッと開いて閉じるタイプ」のフレアナットレンチとかはあったのですが、ここまで洗練されてなおかつクローフットタイプで出たのは初めてかもしれません。

主に空圧や油圧系の作業をする人におすすめの工具ではあるのですが、スペースの関係でスパナしか入らないけどなめるのも怖いとかそういうったニーズにもある程度応える事が出来る工具でもあります。

TONEクイックオープンクロウフット

残念なのはフルオープン時にボルト・ナットを完全に飛び越える事が出来ないので、オープンさせた状態で真横から差し込む事が不可能な点くらいですね。
もともとそういう使い方は想定してない工具なので仕方ないのですが、ここがクリア出来ていればもうちょっと他の分野でも活躍出来た工具だったかなと思います。

TONEクイックオープンクロウフット

空圧や油圧系の作業って実は工具の種類を多く持っているって事自体がかなり重要だったりしますので、この工具の登場はかなり喜ばれていると思います。
またサイズも大きめの19mmとか24mmとか揃ってますからね。
TONEはこの辺の工具と作らせたら本当にうまいですね。

TONEの公式で使用時の動画も公開されておりました。
私の文章と画像だけでは分からなかった人は見てみてくださいませ。

車両整備向けのワークライト

秋から冬にかけて問い合わせが増える工具が「ライト関係」です。
日が短くなるってのはもちろん曇天も増えるイメージで日中でも奥まった箇所を照らしてくれるライトは安全で正確な整備には欠かせない存在です。

そんなわけで今回は目まぐるしい進化を見せるLEDのワークライトの最新事情を紹介。


SK11ワークライト

SK11 充電式LEDスティックワークライト

まずこちらが昔から慣れ親しまれてきた筒型の充電式LEDライト。
なんだかんだ言いつつもこの形状が使いやすい(使い慣れてる?)って人は多くて店舗でもかなり販売されている人気の定番ライトです。
わりと雑に扱ってもいいって点も人気の秘訣ですかね。

SK11ワークライト

SK11 充電式LEDプレートライト

そしてこちらは近年人気な薄いプレート型ライト。
実際の光量も上で紹介した筒型よりも上なので「何か今までとちょっと違うライトが欲しい」って人にはぜひ試して頂きたいモデルです。

SK11ワークライト

またこのプレート型では先端部分のみを点灯させるモードも付いているので作業灯っぽい使い方だけに縛られないのも利点だと思います。


TAKENOWフリップライト

TAKENOW 充電式フリップLEDライト

そして同じくプレート型のフリップライトではライトメーカーのTAKENOW(テイクナウ)から上位モデルとしてラインナップされているこちらも人気です。
基本性能が高くプロの現場で選ばれている高性能フリップライトです。

TAKENOWフリップライト

車両整備向けに様々なギミックを内蔵しておりマグネットはもちろん、こういったSフックも備えていてかなり便利に使えるライトです。

TAKENOWワークライト

TAKENOW 充電スタンド付 LEDワークライト

そしてそんな高性能ライトを多くだしているテイクナウの定番人気ライトがこちら。
スタンダードな作業灯形状で使い勝手もよく──

TAKENOWワークライト

このモデルもマグネットはもちろんSフックも装備。
様々なシチュエーションで重宝するライトとなっております。

TAKENOWワークライト

そしてこのライトの最大のウリはというと──この充電スタンド。
近年のLEDライトは電池性能の向上によって充電式が主に採用されておりますが、いちいちコードをタップに差し込んで充電ってのが結構面倒なんですよね。
その点このスタンド付きなら仕事終わりにスタンドにポイッと置くだけでOK
たったこれだけの事なのですが日常使うライトとしてはかなりの高評価ポイントかと思います。


TAKENOWボンネットライト

TAKENOW 充電式ボンネット用LEDワークライト

そして同社からちょっと変わった車両整備専用ライトがでておりまして、このボンネット用ライトが人気です。
かなり軽量でボンネットの素材に関わらずに設置出来る事からプロのショップさんからも引き合いが多いライトとなっております。

TAKENOWボンネットライト

こんな感じで幅を合わせて引っ掛けるだけ。
フック部分には塗装を傷めないゴムカバーが付いていてずれずに使えるようになってます。
またライト部分は真下を照らせるように回転式になってますので大抵の車種に使用可能です。
昔はこういったボンネットライトってたくさん種類があったのですが、最近はかなり減ってしまいまして、このライトに注目が集まっております。

ってなわけでまだまだ進化しているライトですが、バッテリーやLEDに関してはある程度成熟したと思いますので「そろそろ欲しいな」とか「買い替えかな」って人は参考にしてみてください。