季節のタイヤの空気圧チェック

工具のお店をやっていると季節ごとの定番工具ってのもありまして。
春と秋にあるのがスタッドレスタイヤ交換のためのジャッキやらレンチやらのタイヤ交換系工具。

気温の低下によって今履いているタイヤの空気圧の変化する時期でもありますし、スタッドレスタイヤへの交換を検討し始める季節でもあります。

しかしそんなタイヤ交換時に忘れてはならないのがタイヤの空気圧チェック。
意外と軽視されがちだったりしてせっかく交換したタイヤの性能を発揮出来ないばかりか燃費にだって大きく影響したりします。

そこで今回はタイヤの空気を「抜く」だけでなく「入れる」こともできるエアーゲージをいくつか紹介。

アサヒエアーゲージ

アサヒ エアーゲージ ゲージボタルEX

まずはド定番であり最上位モデルでもあるアサヒのゲージボタル。
完全なプロ仕様で国内での販売では頂点にあたるエアーゲージです。

アサヒエアーゲージ

見やすいメーターや使い勝手のよいトリガーはもちろん精度もバッチリですので、予算さえ許せばこのゲージを買っておけばOK
数年前に十年以上ぶりのフルモデルチェンジをしまして死角なしなオススメゲージだと思います。

SIGNETゲージ

SIGNET タイヤ用エアーゲージ600kpa

さすがにアサヒのゲージは予算的に厳しいかなーって人にはこちらのSIGNETがオススメ。
ホースや各部品もリペアがちゃんと出るメーカーですので安くてもしっかりしたメーカーのが欲しいって人には良いと思います。

SK11エアーゲージ

SK11 エアーゲージ”ZERO”(ワンタッチクリップチャック)

そして最安のエアーゲージがこのワンタッチクリップチャックを装備したSK11のエアーゲージ。
とりあえずひとつ欲しいとか出先用に安価なモデルが欲しいって人には人気のモデルとなります。

タイヤって中に空気が入っているわけで外気温の変化で体積も変わるわけですから季節の変わり目にはチェックしておいて欲しい整備項目ですね。

マイガレージにボール盤

当店は北関東にありまして、いわゆる田舎です。
まわりには田んぼがいっぱいありますし、土地もそこそこ安いです。
で、そんなところで工具のお店をやっているとガレージに関する問い合わせも多く入ってきます。
新築とか増築とかで憧れのマイガレージを建てる人も少なくなくて、そういったガレージの立ち上げから関わる事も結構あります。
そんなわけで今回はガレージの設備編。

設備の中でもガレージで使ういわゆる「工作系」の工具でオススメしてる物の紹介となります。
このブログでも何度か書いてますが、いわゆるサンデーメカニックさんの場合ちょっとしたモノの工作で必要となるのが「穴を開ける」と「切断」です。
このふたつだけでも揃えておくと金属加工の工作系は一気に夢が広がるんですね。

切断にはディスクサンダーをオススメしておりまして、穴あけには電動ドリルをオススメしておりますが……
据え置きで良いのならって条件だとドリルとセットで持っているといろいろ捗るのがボール盤です。

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京セラ 卓上ボール盤(コンパクト)

ボール盤ってのはこんなの。
ドリルの親分みたいなやつで据え置き型です。

これが常に使える状態になっているといろいろ作業が捗りますし、出来る作業も大きく広がります。
で、エイビットとしてこの京セラのヤツをオススメする理由としてはふたつ。

  • 本気の工業用はデカイし価格も高い。
  • 低価格で販売されているDIY向けのはボール盤ってよりはドリルにスタンドが付いたモノで使いにくい。

で、そのメリット・デメリットのちょうど中間がこのモデルなわけです。

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ワークスペースは小さいのですが、もともと置き場所があまりない小さなガレージでは必要十分だと思います。
実際この写真もお隣のプロのバイク屋さんであるNAGmotorsに納品したモノを撮影させてもらってます。

いろんな設備系の工具ってありますけど、こういう基本的なものこそ使えるモノを選んでおきたいですね。

お手軽なセンサーライト

今の時期、暗くなるのが早い季節にはライト関係の問い合わせが増えたりします。
整備向けのライトの事がほとんどではあるのですが、生活に密着した照明の相談ってのもありまして、特にガレージや玄関まわりに付けられるセンサーライトは性能や電源とか分かりにくい分野でもあるので結構聞かれる事が多いのです。

そんなわけで今回は店舗で絶大な人気を誇る乾電池で使えるセンサーライトのお話。

どこでもセンサーライト

RITEX LEDどこでもセンサーライト

このちょっとファニーな感じのライトがかなり実用度も高くて人気です。
実際試しにひとつ購入していくと後日追加で買っていく人が多いので、使い勝手の良さが分かっていただけるとかと。

とりあえず乾電池は単3×3本で使えまして、あくまでもセンサーライトとしてだけ使って一日に数度点灯しているくらいなら約3ヶ月は使えます。
※かなりの頻度で点灯させて大体1ヶ月ちょっとって感じです。

どこでもセンサーライト

本体上部にこのようなスイッチがあって「センサー」にしておけば暗くなってから人が通った時だけ点灯します。
(昼間の明るい時間帯はセンサーが反応しないようになってます)

スイッチを常時に切り替えれば普通のLEDライトとしても使えますので、作業灯プラスアルファくらいに考えている人でもOK。

どこでもセンサーライト

そしてこのライトの人気の秘訣のひとつがこの「タコ足」
グネグネと好きな角度にして使えるので最初のように自立させておく事も出来ますし、このように何かに巻きつけて固定する事も出来ます。

どこでもセンサーライト

また先程のタコ足はカメラの三脚のように回せば外す事も出来て、外した底面はマグネットになっているのでこんな感じで鉄面ならば貼り付けておく事も可能です。

センサーライトとしての性能も必要十分な感じで電源も必要なく、これ単体で扱える気軽さは他ではなかなかないと思います。
個人的にも愛用しているオススメセンサーライトです。

KTCスイベルラチェット

KTCというメーカーはたまーに大きなアップデートを行うメーカーという印象がありまして。
20年前くらいかな?突然スタンダードなKTCのソケットとかレンチを「21世紀バージョン」といって全部フルモデルチェンジしたのは覚えている人も多いはずです。

そしてそんな経緯があるメーカーであるKTCがスタンダードなラインナップに突如として追加したスイベルラチェットです。
完全新設計で従来品と比べても随所に新しい試みが見て取れました。

そんなスイベルラチェット、発売されて少し経ちましたが新商品の熱が冷めてきた今でもかなりのメカニックに支持されている人気ラチェットとなっております。

KTCスイベルラチェット

KTC 3/8スイベルラチェットハンドル

独特な首振り機構を採用したスイベルヘッドラチェット。
そもそもの出自としては「奥まった箇所での使いやすい首振り機構」として開発されたものなのでロングラチェットとの親和性はかなり高いです。

KTCスイベルラチェット

通常の首振りラチェットの場合、補助の手で抑える事が出来るならばラチェットヘッドがずっこける事はないのですが、補助の手で支える事が出来ない場合に少しだけ不安定になります。
その点このスイベルヘッドは常に支点がヘッドの中心にあるために片手で突っ込んで作業するような場面でも安心してネジを回す事が出来るわけです。

そんなわけでそもそもロングしか設定のないメーカーもある中でKTCは「ロングとスタンダード(ショート)」のランナップを展開してくれていて、スイベルラチェット愛好家には嬉しい感じではあったのですが…

KTCスイベルラチェット

KTC 3/8スイベルラチェットハンドル[ショート]

さらに超ショートも登場してその選択肢が広がりました。

KTCスイベルラチェット

これくらいの大きさになるとラチェットの「好み」も出てくるとは思いますが、丸形ヘッドのラチェットがお好きな人にはかなりオススメのラチェットだと思います。

スイベルヘッドのラチェットをまだ使った事がないって人はぜひロングあたりからお試しくださいませ。

季節の変わり目整備

ちょっと前までエアコンをガンガンにかけていたというのに……いきなり寒い感じにまでなってきましたね。
それでも日中はちょうど良い陽気なので休みの日にちょっとだけ車のメンテをしてました。

メンテナンスと言っても大したことではなく

アサヒエアーゲージ

アサヒ エアーゲージ ゲージボタルEX

寒暖差によるタイヤの空気圧増減のチェック(少し低かったですね)とか。

ステップワゴン洗車

東洋化学 水性ガラスコーティング剤 超撥水スピードコート

夏場あまりちゃんとやれなかった洗車を頑張ったりだとか。

あとタイミング的なものもありましたがついでにオイル交換もしておきました。

オイル交換

今回使用したのはLINK-OILの低粘度ハイスペック『LINK-OIL SPORTS-ECO(スポーツエコ) 0W25』

最近の低粘度指定の車なら大抵の車種に適合するので「せっかくだからちょい良いオイルを」なんて検討している人にはおすすめのオイルです。

オイル交換に使ったのはこちら

SIGNETオイルチェンジャー

SIGNET 負圧式上抜きオイルチェンジャー

エアー繋いで使える優れものですが手押しの人力でも問題なく使えます。(実際私は手動で行いました)
ジャッキで上げて車に潜って……って手間を省けるのでオイル交換しようかな?と考えたら即実行出来るのもありがたいですよね。

ってなわけで青空整備にも適した季節になりました。
みなさんも本格的な冬が来る前に一度各部の点検をしてみてはいかがでしょうか。