ボッシュの新ドリル

このブログでもサンメカさんの電動工具の有用性を何度か書いておりますが、やはり車両整備系で考えればドリルとサンダーは「持っていたい電動工具」のワンツーかと思っております。

特に加工だけでなくネジ破損時とかにも使えるドリルは、以前のブログでも書いている通りマストのツールですからね。

そんなわけでエイビットではこのドリル…

ボッシュ電動ドリル

ボッシュ バッテリードライバードリル

このボッシュの10.8Vのドリルをオススメしております。
実際に購入した方からも評判がとてもよく、気楽に使えるコンパクトさは家庭用としても通用するスタイリッシュさがあります。

で、この10.8Vシリーズに更にオススメなモデルが追加されました。

ボッシュ10.8Vマルチドリルドライバー

BOSCH 10.8Vコードレスマルチドライバードリル

上で紹介したのはシンプルな「ドリル」ですが、このマルチドライバードリルは名前の通り「ドリル」と「ドライバー」の使い分けが可能です。

ボッシュ10.8Vマルチドリルドライバー

こんな感じで先端部分がアダプターになっていてワンタッチで「カチャン」と付け替え可能なんです。

ボッシュ10.8Vマルチドリルドライバー

左がキーレスのドリルチャック、右は1/4HEXビット(電動用)が使えるビットアダプターです。
(アダプターを何も付けない状態ならハンドツール用のビットの装着も可能です)

まぁドリルチャックでもプラスビットとかを使う事は可能でしたけど、こうやって専用のアダプターならさらに楽に作業出来ますよね。

ボッシュ10.8Vマルチドリルドライバー

またこのマルチモデルは90度のアングルアダプターとかスミヨセアダプターとか、日曜大工でも活躍するアダプターが付属してます。
これが使えるってだけでもこのセットを購入する価値があると思います。

シンプルなドリルモデルよりは若干価格が上がってしまいますが、それ以上のバリューがあるモデルだと思いますよ。

SIGNETビットラチェット

工具を外に持ちだしたりする場合、車にドカンと積んで行けるならそれほど困る事は無いのですが、とにかく軽くコンパクトにって考えると難しいんですよね。

中でも結構頭を悩ませてくれるのがドライバー類。
必須なのは間違いないんだけど、なにせコンパクトにしようと思ってもグリップ部分が物理的に大きいのでかさばるんですね。

そんな時に便利なのが差し替えドライバーなんですけど、それでもグリップ1個分の場所はとります。

 

そこでそんなグリップすらいらないからとにかくコンパクトに!って人に人気なのがビットラチェット。
細身の小さなビット専用のラチェットならばあとは必要なビットを持ち運ぶだけでOK。
これなら場所を取らないのですが・・・・今度はラチェット形状故に奥まった所に入らないって問題が発生しちゃいます。

で。

そんな悩み多きあなたにお店でめっちゃ売れているビットラチェットドライバーを紹介。活字にするとイマイチ分かりにくいのですが・・・ようはこんなのです。

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SIGNET ビットラチェットドライバーセット

パッと見は普通のビット専用の小型ラチェットに見えますよね。

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実際その通りでして、こんな風にビットを差し込んでカリカリと使う事が出来ます。

しかし!この工具はこれでけじゃ無いんですね。

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こんな風にオシリの部分にもビットを挿して使う事が出来ます。
これはめっちゃ便利でして、ちょっと奥まったような箇所のビスにもアクセス可能。

もちろんトルク不足は感じると思いますがエマージェンシー用としては、ここまでコンパクトに必要な工具を持ち運べる手段は他にないと思います。

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オマケの箱はあくまでもオマケでして使わないなら他用途で活用ください。
持ち出し用としてビットを2種類しか使わないならヘッドとオシリの2箇所にビット差しっぱなしで行くのもアリですからね。

また価格も安く車載用として車両に入れっぱなしにしても惜しくないと思います。

>>ビット単品はこちらから購入出来ます。

車載工具に悩んでいる人は是非一度ご検討くださいませ。

フレアナットレンチとそのお仲間

ブレーキとかの油圧ラインで出てくる配管途中のナット。
金属配管の継ぎ手の事をフレアとか言うので俗称でフレアナットと呼ばれているアレです。

乗用車とかバイクだとブレーキくらいしか思いつかないかもしれませんが、例えば乗用車でもターボ車なんかだと油圧ラインに出てきますし、トラックなんかだとアチコチに出てきて結構手強いネジなんですよね。

配管の途中にあるので全面を引っかけられるめがねレンチじゃ無理だし、ブレーキなんかだと銅ナットとか使っている場合があるのでスパナじゃ怖くて・・・。

そんな時に使用するのがフレアナットレンチ。

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スタビレー フレアナットレンチ

写真のようにめがねレンチの一部が切れたような形状していて、開いた部分に配管を通してなるべく多面でネジを回しましょってな工具です。

この工具、結構地味なわりに重要な場面での使用が多いので品質も結構気になる工具のひとつです。
このスタビレーのとか価格もそれなりなだけあって薄く作られているのに強度もばっちりでプロメカさん御用達。

しかし、たまにしかやらない人にはもっと安価な物もあります。

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アサヒ フレアナットレンチ

国産の工業向け工具メーカーでは有名なアサヒ製。
どうしてもコストはそれほど掛けられないのでめがね部分は少し厚手になってしまいますが、スペースさえ問題無いならこのレンチでも十分に活用出来ると思います。

そしてフレアナットレンチの場合、レンチを真横からアクセスしないといけないですから、普通のレンチ形状では物理的に入らない事もあります。

そんな時に便利なのが通称カニの爪、クローフッットレンチ。

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ネプロス クローフッットレンチ

詳しくはHPを見てもらうとして、これならば多様な角度から目的にナットを回す事が出来ます。
またセンサー系やノズル系にも便利に使えるので多目的で購入される方も多いですね。

せっかくクローフッットレンチを紹介したのでフレアナット用では無いけど、こんなのもあります。

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アサヒ クローフッット・トルクアダプター

これも上記のクローフットと同じ使い方なのですが、スパナ形状のため最大トルクは落ちますがその分様々な箇所で使えるので、これも店頭ではかなりの人気工具です。

フレアナット系の工具は車種や業種によって使うサイズがかなり変わってきますので、ご自分の状況にあった物を数点購入しておくと便利だと思いますよ。

変わったカタチのネジを回す

車両整備に関わらずいろんな整備にひょっこり出てくる変なネジ。

四角だったり長方形だったり蝶ネジだったり・・・と「これ一体どうやって外すの?」ってネジって存在するんですよね。

まぁよく調べれば専用の工具が出てたりもしますけど、たまにしかやらないような箇所だと少しでも汎用性がある工具を欲しがるのも無理のない話です。

 

で、そんな変なネジに対応する工具ってのも少なからずありますので今日はちょっとだけ紹介。

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KNIPEX プライヤーレンチ

KNIPEXの人気プライヤーのプライヤーレンチです。こいつは何度か紹介しているけど基本はモンキーのように使える優れものです。
で、これって「掴んで回せる」ので舐める心配もなく六角ではないボルトナットにも対応出来るんですね。
たとえばオイルのドレンに出てくる四角いボルトとかなら専用工具よりも舐めずに脱着出来たりもしますし、難しい工具探すくらいならこれ使って作業するのもアリです。

そして。先日アップしたこれ。

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Ko-ken 蝶ネジ用ソケット

これは発売と同時に売れてますね。みなさんこういう作業で困ってたんだと思います。
蝶ネジ用とはなってますが板状のネジとか長方形のネジとかでも使えますので、ユーザーの工夫次第でいろいろ活用出来ると思います。

 

で、ダークホースではこれかな。

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NOGA 万能ソケットグリッパー

これぞ元祖なんでもソケットです。
なんだか深夜の通販で売ってそうなソケットですが、実は結構昔からある工具でしてそこそこ有名です。
多角形や変な形状のモノでも回せるのでいざって時用には重宝しますね。
ただし工具としての信頼度もそこそこ・・・なのであまり期待しないで使うのがいいと思いますけどね。

 

まぁいつ出てくるか分からない変なネジに対応するにはこんな工具も持ってると便利ですよーってお話でした。

Ko-kenのグリグリソケット

個人的にも好きなメーカーだし店舗でも人気のソケット専門メーカーのKo-ken。
そんなコーケンの中でも今や代名詞的存在になったのがボルトナットのホールド機構であるナットグリップです。
これ、実は昔からいろんなメーカーでもラインナップはされていて、けっしてコーケンが元祖とかでは無いのです。でもあまり普及はしてませんでしたしソケット肉厚が厚くなったりで注目もあまりされてなかったんですね。

そんな中、実にうまく実用的に作ったのがコーケンなんですね。
ソケットの厚みもほぼ変えずにボルトナットのホール機能を付けたのは当時としてはかなり革新的でしたからね。

で。

このナットグリップ。
実は出た順番ってのがありまして3/8のショートソケットがまず出て・・・その次に出たのが確かこれ。

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Ko-ken 1/4首振りナットグリップソケット

私がコーケンのナットグリップソケットに注目してオススメ品として最初に売り出したのも実はこれでした。
今ではサイズも14ミリが出たりしてラインナップは充実してますが、出たての頃は8・10・12ミリの3個セットとかでかなり販売した記憶があります。

これの凄いところは「1/4差し込み」と「首振り」と「ナットグリップ」が合わさった所です。

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1/4差し込みの工具と言うといまだに「狭い箇所用」とかそういった意識がある人も多いと思いますが、実際は普段の整備からガンガンに使っていける便利なツールです。
ですのでコーケンのすばらしいナットグリップの機構が付いた1/4のソケットと言うだけでかなり良さそうと連想出来るのに・・・。

さらに首振り(ユニバーサル)ソケットと言うのが良いですよね。

首振りのソケットも実際に使ってもらうまでそのすばらしさが分かりにくい工具のひとつです。
これ普通のユニバーサルジョイントと同じように考えている人も多いのですが、使ってみるとその使い勝手は全く違います。
ほんとグリグリ動いてくれて普通のユニバーサルでは入らなかった箇所での作業を可能にしてくれるんです。
それくらいソケットが直に付いているというメリットはホントに大きいんですね。

そもそもナットグリップ機構が無い首振りのソケットは昔からあってプロメカさんでは熱烈な愛好者がいるのですが・・・。
サンメカさんだとなかなか異種ソケットというくくりで見られてしまい手が出にくいんですよね。

でもこれホントにこれいいんです。

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ほら、こんな感じでボルトをホールドしてくれます

で、実際個人的にもかなりお気に入りだったのでオススメ工具としていろんな人に販売しましたけど、最初は懐疑的だった人も使ってみると評判いいんですよ。

1/4も初体験、首振りソケットも初体験、ナットグリップも初体験って人も多かったと思いますが、私が伝えたかったこの3種のすばらしさが一度で全部味わえるとても良いソケットだと思います。

そんなわけで今でもこのソケットには歴代ナットグリップソケットの中でも特別な思い入れがあります。
全部買ってなんて言いません、とりあえず10ミリソケットだけでも試してみませんか。