2019年モデルの工具セット

毎年恒例になっている各社からデリバリーされる年末年始向けの工具セットの大特価セール。
KTCは11月からなのでまだ出てませんが現在SIGNETとSK11の情報が解禁になりました。(TONEの工具セットは店舗までお問い合わせください)

ちなみに2年前に他誌に寄稿した「なぜ工具セットがある期間だけ安くなるのか」の記事を読んでいただければ、工具セットに関してはこの年末年始のセール品を買うのが大正義だと分かってもらえると思います。

で、とりあえず今年の工具セットの動向とかを見てみましょう。

SIGNET工具セット
SIGNET 2019 3/8メカニックツールセット 52pcs

こちらがSIGNETの最新工具セット、2019年3/8メカニックツールセットです。
内容自体はベーシックな基本工具セットであるためにそれほど変更はありませんが、ギアレンチが最新のモデルで入っていたり、地味に工具箱の強度や使い勝手が向上していたりと確実にリファインされております。
他のメーカーに比べると入り組み点数が少なく感じる事があるかもしれませんが、それは小さなビット等まで「1」でカウントしているかどうかの差ですので、実際の入り組みにそこまでの差はないと思います。

そしてそんなSIGNETから今年は新セットが登場。

SIGNET工具セット
SIGNET 2019 1/2メカニックツールセット 45pcs

画像だけだとパッと見で何が違うのか分からないと思いますが、こちらは差し込み角が1/2をメインとしたソケットやレンチのサイズが少し大きめのセットとなります。

SIGNET1/2セット

めがねレンチも32mmまで入っていたりとかなりの充実度を誇ります。
そもそもこの激安工具セットって何も初めて工具を揃える初心者さんだけが購入するわけじゃなく、ベテランメカさんの2セット目とか3セット目用としてもかなり販売してます。
そういう人って3/8工具は結構豊富に持ってたりしますので、あえて1/2メインのこのセットを購入ってのはかなりアリな判断かと思います。
そもそも「工具箱単体」で2万円超しますからね、安くなってる工具セットを買う体で工具箱ゲットを狙っているって人にも1/2セットはかなりいいと思います。

そして格安工具といえばSK11

SK11工具セット

SK11 3/8メカニック工具セット133点組

イメージとしては「安く」を追求したメーカーさんって感じですが、この工具セットをよく見てみると……
サイズ組とかがかなり良い感じ。
近年の車両整備とか輸入車整備とかで入っていて欲しい15mmとかがキッチリ入っていて、なおかつビットソケットであるHEXとかTORXもバッチリ。
ほんとによくよく見ていくとかなり素性の良い工具セットだと思います。
工具箱とかはSIGNETに数段落ちるクオリティですが、中身勝負でズラッとハンドツールを揃えておきたいなら一押しの工具セットかと思います。

ってなわけで今年も工具セットセールが始まりました。
メインのWebサイトでは専用のカテゴリーループを作っておきましたので、いつでも最新の状況がわかると思います。
>>限定大特価工具セット特集ページ

SIGNETの工具セットは「各色数量限定」ですので欲しいのあったらお早めにどうぞ。

 

工具以外を収納する工具箱

プロメカさんもサンメカさんもある程度の整備力があると工具以外に増えていく物ってありまして。

それは外して余ったネジとかちょっとしたクリップとか備品とか、最初は工具箱の中にコロっと入れておくだけだったりもしますが、それも増えてくると収納を考えるようになります。
例えばネジだとM5、M6あたりはいくらあっても邪魔じゃありませんから、何かの機会に入手したらキチンと分けておいておきたいんですね。

そんな時に便利なのが工具用の工具箱とは別の収納BOXです。

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リングスター パーツケース

エイビットだとこのリングスターのBOXが一番人気ですね。
大きさはそこそこあるのですが、薄型なのでガレージ収納には困りませんし。

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中身はこんな感じで小BOXが独立するかたちで入ってますので部品の整理整頓に非常に役に立ちます。

またもっともっと簡易でイイヨって人にはこれも人気。

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リングスター リムーバブルパーツケース

上記の樹脂パーツケースの小BOXを配置する事の出来る仕分けケースです。
(小BOXは別売りで追加購入出来ます)

ネジやクリップだけで無く、例えば配線関係の配線やギボシとかもこれに一括で収納しておけば「その他」と言う括りで便利に使えると思います。
ガレージ用として持ち出し用としても便利に使えるパーツケース。
ひとりで何個かまとめ買いしていく人も多い人気商品です。

金属の補修パテ

出先でのトラブルで最悪なのが走行不能になってしまう破損系。
曲がった・歪んだならば、なんとかする方法も考えるのですが、割れたりクラック入ってオイル漏れたりの場合だと為す術がなくなりますよね。

そんな時に便利なのがササっと取り出してペタっと貼りつけて修復可能な金属補修のエポキシ系パテ。
硬化すればアルゴン溶接の70~90%ほどの強度を得る事が出来るので、簡易補修とはいいつつ廃盤部品の修理とかにも便利です。

当店の取り扱いはふたつ。

スリーボンド

スリーボンド メタルスティックパテ(簡易金属補修)

大御所のスリーボンド製のスティックパテ。
容量もほどよく使い勝手の良いパッケージです。
こういう2液混合のエポキシパテは置いておくだけで徐々に硬化が進んでしまいますので、毎年走行シーズン前に注文が入りますね。

CUSTORパテ

CUSTOR 多用途速乾性エポキシパテ

そしてこちらがCUSTOR製のスティックパテ。
アジア製なので価格も安く車載工具のひとつとして持ち出すのも気楽で売れております。
すでにかなりの数の販売と実際の補修事例を確認しておりますが、性能的には全く問題ありませんので、ぶっちゃけこれで充分かな…とは思います。

スティックパテ

ちなみに使い方は簡単で商品を開封するとこんな感じになってます。
内側の色が違うところが硬化剤。
エポキシ系の金属パテは混合率がすごく重要なので、出来れば手でちぎったりせずにカッターとか薄いもので垂直に切って使ってください。

なお、さっきも書いた通り放置してるだけでも硬化してしまうので、久しぶりに使う時は表面だけ削ぎ落としてから使うのを推奨します。

練る

あとは手でグニグニと練って硬化剤と混ぜ合わせてください。
この状態になったらあとは補修箇所にグリグリと塗るだけです。

効果的な方法は塗料の塗装前と同じ。
・出来るだけ脱脂する。
・出来れば接着面を荒らしてあげて接着強度を上げる。

これくらいですね。
これも出先の不慮なトラブルで無理な場合もあると思いますので、その方がイイヨってくらいで覚えておいてください。

ちなみに先日お仲間のセロー(少し古くて部品が出ない)がこんな感じで、ジェネレーターカバーを破損。
ただ割れてるだけではなく、破片を紛失して欠損している部分もあります。

これを周りの補強も兼ねてこんな感じに仕上げて、今も元気に走っております。

金属の補修パテは完全硬化すると金属と同等に硬くなりますが、ヤスリやドリルでの加工も出来ますので、あとから修正も可能です。
カッコよく仕上げたいならやってみるのも良いかもですね。

ツーリング用の車載工具にひとつ入れておくと安心ですよ。

燃焼室容積測定

いまだに多くの問い合わせをお受けするのが燃焼室の容積測定KIT。
すでに販売終了してから8年ほど経過してますが、以前当店では燃焼室の容積測定キットというのを販売しておりました。
販売開始自体は10年以上前だったので、まだまだ自身でエンジンを組むお客様が多かったのかかなりの数を販売させて頂いたのですが…最後はね。

ちなみにセットの内容自体はそれほど特別なモノではなくピペットやアクリルプレートをまとめたセットだったのですが、ひとつひとつを考えと揃えるのが面倒なんでしょうね。
再販の問い合わせも多いのですが…申し訳ございません。
再販の予定はありませんので各自でいろいろ用意してやってみてください。

で、その時に書いたドキュメントは要望が多いために工具実践のページにそのまま残してあります。

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[工具実践]燃焼室容積測定

このページでの解説は製品版にお付けしていた解説書の要点をまとめたモノです。
こちらをそのまま印刷して頂ければ大体の作業フローは理解して頂けると思います。
初めてのチャレンジな人には分からない事もあると思いますが、何度か読んで頂ければ徐々に分かるようになると思います。
(書いたのは10年ほど前なので文章が拙いのはご勘弁ください)

そしてこういった作業をやってみよう!と思っているサンメカさんをエイビットは応援したいと思ってます。
何か分からない事あったらお気軽に相談してくださいませ。

キワ切りニッパ

車両整備だけでなく様々な分野での整備で問い合わせの多いギリギリまで切る事の出来るニッパー。
フラッシュカットとか片刃ニッパーとかいろんな呼び方がありますが、主な用途は樹脂成形の現場と結束バンドのカットですね。

樹脂成形というと簡単にいうと金型から出てきた成形樹脂のプラモデルでいうとランナーにあたる部分の切断に使用します。
ですのでフラッシュカットのニッパーというのは大抵プラスチック用のニッパーである場合が多いんですね。

そしてもうひとつの需要というか当店ではかなりの割合を占めるのが結束バンド向けのニッパーとしての用途です。
結束バンドというのは締め込んでから「余り」の部分を綺麗カットしたいですからね。
ギリギリで切る事の出来るそういうニッパーが好まれます。
また業界によっては怪我防止のために「ギリギリで切れ」とルール化されているところさえあります。

で、そんな結束バンド用として最も人気が高いのは基盤加工向けのこれ。

KNIPEXフラッシュカット

KNIPEX スーパーニッパ(フラッシュカット)

ダイオードの足を切ったりする全長125mmの超コンパクトニッパーです。
整備のおける結束バンドのカットって配線の束とかをギュってする場面が多いです。(イメージだとカーオーディオ作業とかね)
そんな時にニッパー本体も小さいってのはすごいメリットなんですよね。

KNIPEXプラスチックニッパー

KNIPEX プラスチックニッパー45°

そしてこちらは本流でもあるプラスチックニッパー。
しかし先端部分に角度がついていてお店では私が個人的に使っているってのもあってかかなり人気なニッパーです。
サイズも上記のコンパクトモデルとは違いスタンダードな160mmサイズですから、少し太めな結束バンドを使う方には人気のモデルです。

ツノダ結束バンドニッパー

ツノダ 結束バンド用ニッパー

そしてこちらは「結束バンド用」として販売されている国産ツノダのニッパーです。
刃の角度は上のプラスチックニッパーと同じ感じでいろんな場面のバンドカットに対応出来ます。
バンド締めのくわえ部分もあってさすがな造りですね。

ちなみにこういう片刃であるキワ切りニッパーは硬い線とか切ると刃こぼれしてしまいます。
ニッパーは用途によって種類がかなり細かく別れておりますので、その辺の注意して使うようにしましょう。