Z-EALのラチェットセット

いよいよ4月になり工具の問い合わせも新生活や新しい職場での対応に向けたものが多くなってきております。
特にこの時期は基本工具のセット等、初期に揃える工具系の問い合わせが増える時期でして各社の工具セットセールの在庫も僅少になる時期です。

そんな工具セットの中でもラチェットとソケットだけのセットの問い合わせも多いので、今回は人気のKo-kenのZ-EALシリーズのラチェットセットでも紹介し直してみたいと思います。

Z-EAL工具セット

Z-EAL 3/8ラチェット&ソケットセット[21点組]メタルケース

専用のメタルケースに収まったZ-EAL(ジール)の3/8ラチェット&ソケットの基本セット。
ソケットサイズもきっちり入っているのでラチェット関係だけをリファインしたい層にも受けているセットですね。
もう1ランク上のものが欲しいって人にはネプロスのセットも人気です。

Z-EAL工具セット

Z-EAL 1/4ラチェット&ソケットセット[17点組]メタルケース

そしてこちらは1/4ラチェット&ソケットセット。
特に1/4(6.3sq)は新規で揃える場合にセット買いの人が多いので注目度も高いですね。
ジールのメタルケース入りのシリーズは基本を抑えた良セット組ですので、安心してオススメする事が出来ます。
また「せっかくなのでフルセットが欲しい」という人には

Z-EAL工具セット

Z-EAL 1/4ラチェットソケットフルセット26pc

こちらの1/4ラチェット&ソケットのフルセットもオススメ。
フルセットと言ってもHEX等のビットソケットが入っているセットですので、その辺の必要性で検討して頂ければいいかと。
ちなみにこっちのセットは樹脂ケースなので出先に持っていく人にはかなり人気のセットです。

ってなわけで工具をセット買いするといってもいろんな買い方がありますので、各自でいろいろ吟味してみるのも面白いと思います。

※現在原材料不足により欠品が多くなっております。
お急ぎ注文の場合には事前に在庫確認をお願いします。

3月の末に思う

確か2007年の今頃に千葉県から現在の埼玉県羽生市に店舗及び自宅をまるごと引っ越したので、今年でもう15年になるんですね。

当時は若手工具屋さんが日本各地で盛んな活動をしていて、私も(当店も)その一員だという自負もありましたが、気がつけば歳とりました。
もちろん今でも気持ちだけは若いつもりではあるのですが、身体は正直でなかなか無理は効かなくなってきました。

そういえば先週の水曜日の定休ではお彼岸って事もあって両親の墓参りにいってきました。

2022年3月の近況

激動だった2015年~2017年の両親の介護や他界からも5年以上が経ち、世の中はコロナ騒動やらロシア不安等で大変ではありますが私生活ではわりと平穏にすごさせてもらっております。
基本宗教観とかそういったものに疎い私ではありますが、お彼岸にお墓の掃除をして線香をあげて手を合わせるって行為は嫌でも面倒でもなく、他の用事を後回しにしても毎度必ず訪れるようにしている自分に少し驚いていたりもします。

お墓参りの後は。

2022年3月の近況

近所のB級グルメで人気の行田のフライ&焼きそばの老舗「にしかたフライ」さんへ。

SNSで知って急遽いったのですが月イチくらいで来ていたこの老舗のフライ屋さんがなんと閉店するとの事。

2022年3月の近況

店内に入ってみたら張り紙がしてあった「マジなのか……」とちょっと落ち込みましたが。
店のおばちゃんに聞いてみたら「年寄二人でやっていくにはそろそろ厳しくて引退なんだよ」と言われ、昨今のコロナ騒動のあおりを受けての閉店ではなかった事に少しだけホッとしました。

2022年3月の近況

ちなみに「フライ&焼きそば」は埼玉の北部のさらに一部だけで昔から食べられていた局地的なB級グルメでしてお好み焼きみたいな食べ物です。
他にも名店として「フライ山下」とか「フライ仙道」とかありますので、興味がある人はぜひ食べてみてください。

ちなみに今回閉店するにしかたさんが当店から最も近いフライ屋さんだったので、ショックはショックですね。
ただし何十年もこれだけやってきたお店だと思いますので、とりあえずお疲れ様ですね。

 

そして今回のブログは近況的なお話ですのでお店の話も書いておきます。

2022年3月の近況

お店でずっと使っていたクレジットカード端末を交換しました。
今まで使っていた端末の更新期間だったのでいい機会だと思って総合端末に変更しました。
まだ全ての決済が認可されていないのですが、今後はクレカはもちろんnanaco等の非接触決済やQR決済もこれ一台で出来るようになる予定です。

実際通販ではクレカ決済率が8割を超えておりますし、店舗でも5割になりそうな勢いですのでこの端末でもうちょい上がるかな?と思っております。

そして私の個人的な近況。

2022年3月の近況

ちょうど一年前くらいからかな?身体の調子が本格的に悪くなっていて先日大きな病院でMRI検査を受けてきました。
診察結果はあまりよろしくない感じでしたので、後日治療という事になりました。

まぁ歳取ったので仕方ないっすねー。
バイクばっかりいじってないでたまには自分の身体の心配しろってカミさんにも怒られてしまいました。
まだあと数年はいろいろやって遊びたいと思いますのでこの機会に治してしまおうと思います。

そんなわけで年度末の3月もそろそろ終わりですね。
新年度も張り切って頑張りますので応援よろしくお願いします。

DeWALTのシステム工具箱 ─引き出し修理─

DeWALT TSTAK

おかげさまで発売以来かなりの好評を得ているDeWALTの「T-STAK」ツールボックスシリーズ。(リンクはこちら↓)

DeWALT TSTAK

中でも樹脂製工具箱としてはかなりの良い出来である「引き出しタイプ」は大人気でしてひとりで数個購入って人も多いです。

DeWALT TSTAK

樹脂製工具箱なのにベアリングレールを採用しているので、細かな工具やパーツ収納で悩んでいた人もこれで解決したーって喜んでいる人も多いですね。

しかし割と気軽に持ち運べる「機動性」とその軽量な造りが故に、引き出しにものを入れたら引っ掛かってしまったとか、引き出しの後ろ側にモノが落ちてしまった……等々のトラブルもあったりします。

そんな時のために今回は引き出しタイプの修理方法というか、引き出しの脱着方法を教えておきますね。

DeWALT引き出し抜き取り

これはこのDeWALTの工具箱だけの話ではなく、一般的なロールキャブやチェストでも同じなので覚えておいてください。

画像のように引き出しを開けるとレールの継ぎ手部分に赤い矢印のような爪があると思います。
これを上か下に押し下げてあげると中のロックが解除されて引き出しを抜く事が出来るのです。
レールは左右で上下逆に付いてますので片側が押し下げだったら、反対は引き上げだったりするので注意してください。

DeWALT引き出し抜き取り

そうするとこんな風に引き出しがまるごと抜き出せます。
特にこの工具箱は樹脂製なので建て付けというか箱そのものが若干歪んだ時にレールの収まりが悪くなる時がありますので、気になったら引き出しを抜いて微調整してみてください。

上でも書きましたがこの機構ってレールが付いている工具箱なら大抵同じなので、他の工具箱で困った場合でもお試しくださいませ。

工具メーカーKTCの変化

もう随分昔の話になってしまいましたが、私が独立して工具販売を始めた時にちょうど新規発売になったのがKTCのネプロスでした。
当時のKTCの営業担当さんがアタッシュケースに入れて試作品を見せてくれたのは今でも鮮明に覚えております。

そんな感じで個人的にはちょっとした縁を感じるメーカーのKTCがカタログを一新しました。

KTCカタログ

KTC 総合カタログ 2022

今月発売の最新カタログとなりますので最近出た新商品も網羅されております。

KTCプライヤー

KTC コンビネーションプライヤー

これとか。

KTCマグネットホルダー

KTC マグネットソケットホルダー 角度可変タイプ

これとかもちゃんと載ってますね。

そしてKTCは今年2022年にかなり変革を迎えそうな感じです。
いろいろ噂話程度ですが話が来ているのですが、まだこの場で発表出来るような事ではないので徐々に明らかになるでしょう。

KTCスイベルラチェット

KTC 3/8スイベルラチェットハンドル

ヒントというか私の推測ですが昨年末に登場したこの3/8スイベルラチェットが後から考えるとキッカケになったのかな?と思えるような変化が水面下で進んでいると考えております。

KTCカタログ

そうそう、今回カタログが新しくなったのでいつものように古いカタログを本棚に差し込みました。
さすがに古いカタログが邪魔になってきたのでそのうちまとめて断捨離しようかと思っているのですが、いざ捨てようと思うとためらっちゃう自分がいたりしますね。

今年は様々な分野で値上げの波がきておりますが、それだけじゃなく生き残りをかけた変革も同時進行しているように思えます。
当店も負けないようにがんばりたいですね。

固着したボルトナットに

外を走り回る自動車やバイクはもちろん、屋内固定の設備機器でも困ってしまうのが固着して緩まないボルトナット。
主な原因は経年劣化にともなう錆だと思いますが、車両の場合だと風雨とかいろいろ複雑な原因も考えられます。

まぁ原因はなんだとしても、緩んでくれないと困るわけでして。

整備の現場では緩まないボルトに対しての様々な方法論が確立してまして、その中でももっとも古典的で確実なのが『熱を入れる事』と言われてます。
そのカラクリはなるほど納得な感じでして、別に熱のせいで緩むわけではなく、熱を入れる事による膨張を利用した理にかなった方法です。

で、それではどうやって熱を入れるの?って事になるわけですが。
最も簡単なのが。

ハッコー ヒートガン(温度風量可変モデル)

ドライヤーで温める方法です。
紹介してるのは工業用ドライヤーでめっちゃ熱くなるヤツですが、サンメカさんならとりあえず家庭用ドライヤーを局所で当てっぱなしにして温めても少しは効果があります。

 

そしてプロの現場での定番がこれ。

SK11 ガストーチ(ワンアクション式)

SK11 ガストーチ(ワンアクション式)

バーナーで熱する。
火を使うので使用箇所はある程度限られますが、やはり直火の効果はなかなかすごくて錆で固着したボルトナットにはかなりの効果があります。

 

そしてそんな固着系な困った作業が多い現場にちょこちょこと売れていて評判いいのがこれ。

SMT ミニダクター2

上で紹介したような火を使った器具を使えないような場所や、ピンポイントで熱したい箇所があるような作業ではものすごい威力を発揮する工具です。

こんな感じで電熱線ではなく磁力線によって対象物をピンポイントで熱する事が出来ます。
イメージはガスコンロの代用になっているIHコンロみたいな感じですね。
価格はかなりお高いのですが、それでもこういう作業が多い現場からの評価は高いオススメ工具のひとつです。

作業前に錆びたボルトを見て「あ、こりゃやばいかな」なんて感じたら、いきなりレンチを掛けるのではなく、事前にいろいろ準備してみましょう。